ArcGIS での検索の使用に役立つヒント

検索のヘルプとヒント

検索結果のタイトルをクリックして、マップ(データ)へ追加したり、マップやツールを起動させます。検索結果のタイトル上にカーソルを合わせると、ポップアップ ウィンドウに詳細が表示されます。

検索結果のサマリ テキストをクリックすると、そのアイテム説明がウィンドウに表示されます。そのウィンドウを開いたままで別の検索結果のサマリをクリックすると、そのアイテム説明がウィンドウに表示されます。

ローカル検索の検索結果の下にある緑色のパスをクリックすると、カタログ ウィンドウ内の該当するアイテムへ移動します。

ArcGIS の検索は簡単です。検索を開始するには、検索したい内容を入力します。GIS のデータを指すキーワードそのものを組み合わせて検索し、検索結果を絞り込みます。

例を示します。

検索文字列

結果

パーセル

そのアイテム情報内にある「パーセル」という用語を含むすべてのアイテムを返します。

パーセル フィーチャクラス

検索を絞り込み、そのアイテム情報内にある「パーセル」という用語を含むフィーチャクラスのみを返します。

パーセル シェープファイル

そのアイテム情報内にある「パーセル」という用語を含むシェープファイルのみを返します。

パーセル シェープファイル ポリゴン

そのアイテム情報内にある「パーセル」という用語を含むポリゴン タイプのシェープファイルのみを返します。

その他にもあります。

ワイルドカード検索

「*」という記号を使用して、ワイルドカード検索を実行します。

たとえば、「landuse」や「landbase」などの「land」で始まるアイテムを検索したい場合、次の検索ワードを使用できます。

land*
注意注意:

「*」そのものは、無効なクエリです。他の用語の前に「*」がついた場合は有効です(「*ベース」など)。

また、次のように用語の途中でワイルドカードを使用することもできます。

te*t

1 つの文字を表すワイルドカードとして、「?」を使用できます。たとえば、「text」や「test」を検索するには、次のクエリを使用できます。

te?t

パスベースの検索

ほとんどの場合、データがディスク上のどこにあるかはわかっています。しかし、データの特定の名前やその他のアイテム情報が思い出せない場合もあります。パスに基づいて検索をすることで、絞り込みができます。

c:\arcgis\arctutor フォルダ内の「イエローストーン」という用語を含むすべてのアイテムを検索するには、次のクエリを使用できます。パスは必ず二重引用符で囲みます。

"c:\arcgis\arctutor" イエローストーン*

ブール型演算子

ブール型演算子を使用すると、論理演算子を組み合わせることができます。以下の演算子がサポートされています。AND、OR、NOT、+、-

AND 演算子は、デフォルトの演算子です。つまり、2 つの検索ワードの間に演算子がない場合は AND 演算子が使用されます。

AND

AND 演算子を使用すると、インデックス フィールド内に両方の用語が存在するアイテムが検索されます。「土地利用」と「計画」の両方を含むアイテムを検索するには、次のクエリを使用します。AND 演算子はデフォルトの演算子なので、次のクエリには使用されません。

土地利用 計画

一般に、検索する用語を増やすほど、AND 演算子は検索結果を絞り込みます。「フィーチャクラス」や「シェープファイル」といった GIS 用語を使用して検索結果を絞り込むことができます。次のクエリは、アイテム情報内に「パーセル」という名前を含むフィーチャクラスのみを返します。

パーセル フィーチャクラス

上記のクエリで、「フィーチャクラス」は、エンタープライズ、ファイル、パーソナル ジオデータベースのフィーチャクラス、シェープファイル、CAD、VPF、SDC およびその他すべてのフィーチャクラスを総称するキーワードです。

特定タイプのフィーチャクラスを見つけたい場合は、そのフィーチャクラスを探すのに適切なキーワードを入力します。たとえば、次のクエリでは、アイテム情報内に「パーセル」という用語を含むポリゴン タイプのシェープファイル フィーチャクラスのみが返されます。

パーセル シェープファイル ポリゴン

OR

OR 演算子は、2 つの用語を連結し、どちらかの用語が含まれているアイテムを検索します。

「土地利用」または「基地」のどちらかを含むアイテムを検索するには、次のクエリを使用します。

土地利用 OR 基地

+

+ 演算子(必須演算子)は、「+」記号の後の用語がアイテム情報内に存在することを必要とします。 「Esri」という用語を必ず含み、「データ」という用語が含まれていてもよいアイテムを検索するには、次のクエリを使用します。

+Esri データ

-

- 演算子(禁止演算子)は、「-」記号の後の用語を含むドキュメントを除外します。

「USA」という用語を含み、ラスタ データを含まないアイテムを検索するには、次のクエリを使用します。

USA* -raster

フィールドベースの検索

検索により、一連のフィールドにインデックスが格納されます。データを説明する一連のフィールドには索引が付けられています。これは [アイテム説明] と呼ばれます。以下に、検索結果を絞り込むためにクエリに使用できるフィールドのサブセットを示します。

検索を実行すると、デフォルトでは、(AND 演算子を使用して)インデックスのすべてのフィールドが検索されます。ほとんどの場合、求める結果を見つけることができます。しかし、求める結果を正確に得るために、詳細なクエリを実行したい場合もあります。フィールド名の後にコロン(:)と求める検索キーワードを入力することで、あらゆるフィールドを検索できます。

以下の用語を入力するとします。

国勢調査 人口統計

アイテム説明に「国勢調査」と「人口統計」の両方が含まれているすべてのアイテムが検索されます(AND 演算子が適用されます)。

アイテム説明に「国勢調査」と「人口統計」のどちらかを含むアイテムを検索したい場合は、次のように「OR」を明記する必要があります。

国勢調査 OR 人口統計

前述のとおり、アイテム説明中の用語すべてが検索対象となります。特定のフィールドに絞り込みたい場合、次の構文を使用すると、タイトル内のみで 2 つの用語が検索されます。

Title:国勢調査 OR 人口統計

あるいは、次のようにタグのみを検索対象とすることも可能です。

Tags:国勢調査 OR 人口統計

次のように、タイトル内で「土地利用」という用語を検索し、そのタグ内で「人口統計」という用語を検索することもできます。

Title:土地利用 AND Tags:人口統計

その他にもあります。

ArcGIS Online の検索専用

ArcGIS Online コンテンツは、上記のフィールド以外に、「所有者」という特別なフィールドを使用して検索ができます。ArcGIS Online コンテンツを検索する際に役立つ例を以下に示します。

Esri が公開している ArcGIS Online コンテンツを検索するには、次のように入力します。

Owner:Esri

Esri が公開しているすべてのベース マップを検索するには、次のように入力します。

Owner:Esri AND tags:ArcMap_base

5/10/2014