シンプル テンポラル イベントを含む固定タイム テンポラル データの追加

前提条件:

この手順を実行するには、固定タイム テンポラル データをシンプル イベントとして保存しておく必要があります。つまり、データを 1 つのフィーチャクラスまたはシェープファイルに格納します。

シンプル テンポラル イベントおよびコンプレックス テンポラル イベントの詳細

固定タイム データがある場合、Tracking Analyst の [テンポラル データの追加ウィザード] を使用して、そのデータを新しいトラッキング レイヤとして追加できます。[テンポラル データの追加ウィザード] は、[標準] ツールバーの [データの追加] ボタン とは異なります。このウィザードには、トラッキング レイヤを作成するための追加手順が含まれているからです。

手順:

1. [Tracking Analyst] ツールバーの [テンポラル データの追加] ボタン をクリックして、[テンポラル データの追加ウィザード] ダイアログ ボックスを開きます。
2. [ストレージ ポリシー] ドロップダウン リストから、トラッキング レイヤの適切なストレージ ポリシーを選択します。デフォルトの設定は [すべてのデータをメモリへコピー] ですが、[ディスク上のデータを参照（別のコピーなし）] を選択することもできます。

   通常は、デフォルトの設定を受け入れて、すべてのデータをメモリにコピーすることをお勧めします。データをメモリにコピーすると、レイヤの表示が迅速化されます。もう一方のオプション、[ディスク上のデータを参照（別のコピーなし）] を使用した場合の利点は、より大きなサイズのデータセットをトラッキング レイヤに読み込めることです。そのため、このオプションは、非常に大きなデータセットからトラッキング レイヤを作成する場合に適しています。

3. フィーチャクラスまたはシェープファイルをテンポラル レイヤとしてマップに追加するには、最初のオプション、[テンポラル データを含むフィーチャクラス/シェープファイル] をクリックします。
4. [データ ソース] テキスト ボックスの横にある [参照] ボタンをクリックして、追加データを含むシェープファイルまたはフィーチャクラスを参照します。
5. [データの追加] ダイアログ ボックスで [追加] をクリックして、対象のシェープファイルまたはフィーチャクラスを選択します。

   シェープファイルまたはフィーチャクラスを選択すると、[データ ソース] テキスト ボックスにそのファイルまたはクラスのパスが表示されます。また、選択したデータのデフォルトのフィールドが次の 2 つのドロップダウン メニューに自動的に表示されます。

6. [日付/時間を含むフィールド] のドロップダウン矢印をクリックして、日時を含む適切なフィールドをデータから選択します。

   日時を含むフィールドは、日付フィールド、文字列フィールド、または数値フィールドのいずれかです。これらのデータ タイプのフィールドのみがドロップダウン リストに表示されます。フィールドを選択すると、ドロップダウン リストの横のラベルに、選択したフィールドのタイプが表示されます。

7. データのタイム ゾーンを選択するドロップダウン矢印をクリックし、データで表現されているタイム ゾーンをクリックします。
8. データがサマータイム調整を使用して収集された場合は、[値をサマータイム用に調整] チェックボックスをオンにします。
9. [トラック ID] のドロップダウン矢印をクリックし、トラック ID を含む、データ内の適切なフィールドをクリックします。

   データにトラック ラインを適用する場合や、各トラックの最新イベントにシンボルを適用する場合、トラック ID フィールドが必要になります。落雷など、トラックを持たない不連続イベントがデータに含まれている場合は、ドロップダウン リストから [<なし>] を選択します。

10. [テンポラル データの追加ウィザード] で [次へ] ボタンをクリックして、処理を続行します。日時を含むフィールドとしてテキスト フィールドを選択した場合は、次の手順に進む前に「日付変換を使用したテンポラル データの追加」の手順に従ってください。
11. データのサブセットのみをトラッキング レイヤに追加する場合は、[検索条件設定] ボタンをクリックして、[検索条件設定] ダイアログ ボックスを開きます。検索条件設定を作成して [OK] をクリックすると、[テンポラル データの追加ウィザード] の [フィルタ設定] テキスト ボックスに検索条件設定が追加されます。
    この高度なフィーチャを使用することによって、大きなデータセットからデータのサブセットを選択してトラッキング レイヤに追加できます。

12. [完了] をクリックし、トラッキング レイヤをマップに追加します。

追加したトラッキング レイヤが [コンテンツ] ウィンドウに表示され、対応するデータがマップに表示されます。

ヒント:

データを追加するたびに [テンポラル データの追加ウィザード] を使用する代わりに、トラッキング レイヤを ArcMap に追加した後、レイヤ ファイルとしてそのレイヤを保存することもできます。その場合は、上記のすべての手順を繰り返さなくても、[標準] ツールバーの [データの追加] ボタン を使用して、トラッキング レイヤを追加できます。