テレイン データセットからの TIN サーフェスの作成
テレイン データセットを TIN に変換して、小規模なファイル ベースのサーフェス モデリングに使用できます。また、TINへの変換によって、ArcScene を使用して TIN ベースのサーフェスを 3D で表示できるようにもなります。
[テレイン → TIN(Terrain to TIN)] ジオプロセシング ツールを使用して、入力テレイン データセットから TIN を作成します。[テレイン → TIN(Terrain to TIN)] ツールは、テレイン データセットのピラミッド レベルの精度に基づいて TIN を生成します。
手順:
- [3D Analyst] ツールボックスから [テレイン → TIN(Terrain to TIN)] ジオプロセシング ツールを開きます。
- 参照ボタンを選択し、TIN に変換するテレイン データセットを参照して、入力テレイン データセットを選択します。
- [出力 TIN] オプションの隣にある参照ボタンを選択して、新しい TIN をディスクに保存する場所を参照します。
- オプションで、変換に使用するテレインの [ピラミッド レベル解像度] を選択します。デフォルト値は 0(最大解像度)です。
- オプションで、出力 TIN サーフェスに含めることを許可する [最大ノード数] の値を入力します。変換プロパティ(つまり、解析範囲とピラミッド レベル)により、このサイズを超える TIN が作成される場合は、ツールからエラーが返されます。デフォルトは 500 万です。
- オプションで、[指定範囲にクリップ] を選択します。解析範囲がクリップ ポリゴンとして使用されます。このオプションは、解析範囲が定義されていて、入力テレインの範囲よりも小さい場合に限って有効です。
- [OK] をクリックして [テレイン → TIN(Terrain To TIN)] ツールを実行します。
ピラミッドは、一部のアプリケーションにおいて処理効率向上を図るためにテレイン データセット用に生成される詳細レベルです。ピラミッドは、縮尺による一般化の一形式として使用されます。ピラミッド レベルは、精度要件が縮尺によって緩和されることを利用します。それらの概念と目的はラスタ ピラミッドと似ていますが、実装は異なります。
5/10/2014