テレイン データセットのトラブルシューティング
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問題:
大容量の領域がジオメトリの格納に使用されています。このために速度が非常に低下しているようです。
提案 1:
必要のない M 値が有効になっていませんか。シェープファイルベースのデータが含まれている場合には特に、この状況が発生しやすくなります。
提案 2:
解像度が必要以上に高い精度に設定されていませんか。デフォルトの解像度が過剰である可能性があります。
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問題:
テレイン レイヤが表示されません。
提案:
テレインが再構築されずにスキーマが変更された可能性があります。テレイン データセットの再構築が必要かどうかを確認してください。
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問題:
データセット内のフィーチャクラスが、テレイン ウィザードに表示されないのはなぜですか。また、API を通じてフィーチャクラスを追加できないのはなぜですか。
提案:
フィーチャクラスがバージョン対応になっていませんか。テレイン データセットにバージョン対応のフィーチャクラスを追加することはできません。
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問題:
ウィザードを開いたときに、「テレインに追加できるフィーチャクラスがありません。」というエラーが表示されます。
提案:
フィーチャ データセットが空であるか、フィーチャ データセット内のすべてのフィーチャクラスがバージョン対応登録されています。適切なワークフローは、テレイン データセットを作成し、スキーマを完全に定義してから、フィーチャクラスに編集が行われた場合にフィーチャ データセットをバージョン対応登録します。
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問題:
テレインの構築時にエラーが発生します。
提案 1:
すべてのフィーチャクラスに有効な空間インデックスがあることを確認してください。
提案 2:
テレインを構築するプライベート フィーチャクラスと同一の名前(たとえば、DTM_14_DirtyArea など)のフィーチャクラスがすでに存在している場合、テレインの構築は失敗します。
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問題:
テレイン データセットをプロットできません。
提案:
多数のトライアングルのプロットは問題になることがあります。テレインをラスタ化してからプロットしてください。
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問題:
ArcMap 内のテレイン データセットの描画が非常に低速です。一度にわずかなトライアングルしか描画されません。
提案:
マップがテレイン データセットと同じ投影であることを確認します。リアルタイム投影によって速度が低下している可能性があります。
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問題:
構築プロセスがフェーズ 2(または空のタイル)プロセスで低速になるように見えます。通常、このプロセスはもっと高速です。
提案:
これは、非常に多くの空のタイルがテレイン データセットに存在することを示しています。これは実際に多くの空のタイルが存在する場合もあれば、入力データの 1 つに不正な範囲が設定されていることが原因となっている場合もあります。たとえば、フィーチャクラスのデータ範囲がなんらかの形で編集されて減らされた場合は、記録されている範囲が正確でなくなります。この状態では、テレインは範囲をその範囲と見なしますが、実際の範囲は異なることから、多くの空のタイルが発生します。これはデータの問題であり、フィーチャクラスの範囲を再計算する必要があります。
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問題:
テレイン データセットにデータを付加した場合、既存のテレインに対する構築プロセス(更新)が失敗します。
提案:
付加したデータのソースを調べてください。範囲が想定外の値になっていませんか。付加されたデータに誤りがあり、それによって大きな XY 範囲が作成されている可能性があります。
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問題:
テレイン構築プロセスで大量のメモリが消費されます。
提案:
使用されているポイント間隔が広すぎる可能性があります。データをオンにして、使用されているポイント間隔が正しいことを確認してください。
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問題:
テレインの概観図へのアクセスや表示が低速です。
提案:
ジオデータベースを ArcGIS 10.2.2 にアップグレードします。テレインの表示中に概観図を最適化するかどうかをたずねられたら、[はい] で応答します。