ジオプロセシング サービスの公開
[サービスとして共有] ウィザードおよび [サービス エディタ] を開き、それらを使用してジオプロセシング サービスおよびそのタスクを構成する方法については、「ジオプロセシング サービスの公開のクイック ツアー」をご参照ください。
公開
[サービス エディタ] でサービス プロパティおよびタスク設定を構成したら、サーバにサービスを公開する準備は完了です。
手順:
- [公開] ボタンをクリックします。表示された進渉ダイアログ ボックスに、公開ステータスが表示されます。
- サービスを介してデータをサーバにコピーする必要がある場合、[サーバへのデータのコピー] ダイアログ ボックスが開きます。データセットのリストを確認する必要があります。サーバのデータストア内に 1 つ以上のデータセットがある可能性もあります。[次へ] をクリックして、公開を続行します。[キャンセル] をクリックして [サービス エディタ] に戻ります。
-
[サーバへのデータのコピー] ダイアログ ボックスの [OK] をクリックすると、公開が開始されます。公開が完了したら、[完了] メッセージ ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。
[サービス定義を作成できませんでした。] というダイアログ ボックスが表示される場合もあります。通常このエラーは、すでに存在しないデータをツール パラメータが参照しているために発生します。以下の操作を行ってください。
- [結果] ウィンドウで、サービスを作成中の結果を右クリックし、[開く] を選択します。これにより、ツール ダイアログ ボックスが開きます。エラー (通常、これらはデータが存在しないことを示します)が存在する場合、それらを修正し、ツールを再実行します。ツールが正常に実行されると、対応する結果が公開されます。
- [結果] ウィンドウに、[サービスのステージング(Stage Service)] ツールの実行結果が表示されます。[サービスのステージング(Stage Service)] は、サービスを公開するときに常に実行されます。[サービスのステージング(Stage Service)] の結果を展開してから、[メッセージ] を展開します。結果を公開できなかった理由の詳細が、メッセージに示されます。
[サービス エディタ] の [一般] 設定で [サービスを直ちに開始する] を有効にした場合は、サーバ上でサービスが実行されるようになり、ネットワーク上のユーザおよびクライアントに利用可能になります。
- [サービスを直ちに開始する] を有効にしなかった場合は、「サービスの開始、停止、再起動」の手順に従ってサービスを起動してください。
サービスになんらかのエラーがある場合は、[準備] ウィンドウが開き、公開が中断されます。エラー をすべて解決し、[公開] ボタンをクリックして、再び公開する必要があります。[準備] ウィンドウおよびエラーの詳細については、「ジオプロセシング サービスの解析」をご参照ください。
公開時の処理内容
詳細:
公開に関して内部的に実行される処理について、以下に詳しく説明します。
- ドラフト サービス定義ファイル(*.sddraft)が作成されて、ステージング フォルダに保存されます。(ステージング フォルダの場所は、公開者または管理者サーバ接続を右クリックして、[プロパティ] を選択することによって、見つけることができます。)このサービス定義ドラフトには、タスクを定義するあらゆるカスタム ツール(作成したモデルおよびスクリプト ツール)が収録されています。
- サービス定義ファイル(*.sd)を作成するには、[サービスのステージング(Stage Service)] ツールを実行します。[サービスのステージング(Stage Service)] の実行中に、ドラフト サービス ファイル内のすべてのツールがスキャンされ、すべての入力データ パス、プロジェクト データ パス、およびデータベース接続のリストが作成されます。これらのパスとデータベース接続は、サーバのデータ ストアと比較されます。データのパスまたは接続がデータ ストア内に見つからない場合、そのデータはステージング フォルダにコピーされます。コピー対象データが下のリストにあるいずれかのソースからのものである場合、データはコピー時にファイル ジオデータベース データに変換されます。この変換が行われる理由は、元のデータがサーバ プラットフォーム上でサポートされていないか、サーバが接続できないエンタープライズ データベース内に存在する(つまり、データ ストア内に接続が検出されない)ためです。
- エンタープライズ ジオデータベース データ
- パーソナル ジオデータベース(*.mdb)データ
- ArcInfo Workstation および PC のカバレッジ データ
- Excel スプレッドシート ベースのテーブル
- OLEDB 接続ベースのテーブル
また、ドラフト サービス内のカスタム ツールがスキャンされ、使用するツールが検索されます。それらのツールのうちのカスタム ツールはステージング フォルダにコピーされ、参照されているすべてのカスタム ツールがコピーされるまでスキャンが続行されます。注意:次のいずれかのデータ タイプを使用していて、そのデータ タイプがサーバのデータ ストア内のエントリと一致する場合は、公開プロセスを続行できません。これらのデータ タイプは、サーバ プラットフォーム上でサポートされていません。
- パーソナル ジオデータベース(*.mdb)データ
- Excel スプレッドシート ベースのテーブル
- サービス定義ファイル(*.sd)は、[サービスのステージング(Stage Service)] ツールで作成します。このファイルには、ドラフト サービスからのすべてのツールの他、ステージング フォルダにコピーされたすべてのデータおよびツールが格納されます。
- 入力に使用したドラフト サービス定義は削除されます。[サービスのステージング(Stage Service)] はジオプロセシング ツールであるため、[結果] ウィンドウにツールの実行の結果が表示されます。
- [サービス定義のアップロード(Upload Service Definition)] ツールを実行し、サービス定義ファイルをサーバにアップロードします。[サービス定義のアップロード(Upload Service Definition)] はジオプロセシング ツールであるため、[結果] ウィンドウにツールの実行の結果が表示されます。
- [サービス定義のアップロード(Upload Service Definition)] によってサービス定義がサーバに転送されたら、サーバによってサービス定義ファイルの内容がサーバの arcgisinput ディレクトリに抽出されます。モデル ツール内またはスクリプト ツール内の入力データへのパスは、この時点で変更されます。これらのパスはサーバ上のディレクトリに再作成されるか(データがコピーされた場合)、データ ストア内のエントリと照合できるように作成されます。
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5/10/2014