バージョン 10 より前のスケマティック データセットでの特定の属性 ContainerMark の設定
バージョン 10 より前のスケマティック データセットに保存されているスケマティック ダイアグラムを、今回のバージョンで開いて視覚化することができます。ただし、これらのスケマティック ダイアグラムにコンテナが含まれる場合、ContainerMark と呼ばれる特定の属性を使用してスケマティック ダイアグラムをコンテナとして指定しない限り、スケマティック ダイアグラムは正しく表示されません。バージョン 10 より前のスケマティック データセットで、コンテナを実装する各スケマティック エレメント クラスにこの属性を設定する必要があります。次の手順で、バージョン 10 より前のスケマティック エレメント クラスにこの特定の属性 ContainerMark を作成する方法の詳細を示します。
- ArcGIS Schematics Extension がインストールされているバージョン 10 より前のクライアントで ArcCatalog を起動します。
- 移行対象のバージョン 10 より前のスケマティック データセットを参照して選択します。
- カタログ ツリーで、このスケマティック データセットを右クリックします。
- [プロジェクトの編集] をポイントします。
スケマティック デザイナに、スケマティック データセットの構成パラメータが自動的に表示されます。
- このスケマティック データセットに保存されているスケマティック ダイアグラムで、コンテナを実装している最初の描画またはノード エレメント タイプのツリー エントリを右クリックします。
- [属性の作成] をポイントします。
[エレメント タイプの属性作成] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [名前] テキストボックスに「ContainerMark」と入力し、[タイプ] ドロップダウン リストから [定数属性] を選択します。
- [OK] をクリックします。
新規作成された属性がデザイナ ツリーに表示されます。
- [一般] タブで [値] パラメータに「1」と入力します。
- スケマティック ダイアグラムでコンテナの実装に使用する描画またはノード エレメント タイプごとに、手順 5 ~ 9 を繰り返します。
- [保存] をクリックして、スケマティック デザイナを終了します。
注意:
この属性を配置してスケマティック データセットを移行すると、関連するスケマティック エレメント クラスは、デフォルトでポリゴン ジオメトリとして移行されます。ただし、ノードおよび描画スケマティック エレメント クラスのデフォルトのジオメトリは、移行構成の最初に、必要に応じて変更することができます。
5/10/2014