結合によるリレート フィールドの追加

このトピックは、ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced にのみ該当します。

注意:

リレーションシップ クラスは、ArcGIS for Desktop Advanced および ArcGIS for Desktop Standard では作成と編集が可能ですが、ArcGIS for Desktop Basic では読み取り専用になります。リレーションシップ クラスに属しているフィーチャクラスも ArcGIS for Desktop Basic では読み取り専用です。

関連先クラスのフィールドは、クラスの属性テーブルに自動的に結合されません。これは、1 対多と多対多の基数では、この種のビジュアライゼーションがサポートされないためです。また、特定のテーブルまたはフィーチャクラスが複数のリレーションシップ クラスに属していて、それらのリレーションシップ クラスが多くの関連フィールドにアクセスし、そのほとんどが特定のタスクに不要なものである場合もあります。

1 対 1 と多対 1（実際には 1 対 1 と同じ）リレーションシップ クラスでは、ArcMap の結合を使用して、特定の関連クラスの関連フィールドをテーブルに追加します。これにより、必要のないフィールドを除外することができます。結合は既存のリレーションシップ クラスに基づいて作成できるため、結合を定義するために必要なすべてのプロパティを指定する方法よりも時間がかかりません。この結合を作成すると、関連フィーチャクラスまたはテーブルのフィールドがフィーチャ レイヤに追加されます。これらのフィールドを使用して、フィーチャのラベリング、シンボル表示、および検索を実行することができます。

[属性] ダイアログ ボックスでは、結合が作成されているかどうかにかかわらず常にクラスのすべての関連フィールドにアクセスできます。

手順:

1. ArcMapのコンテンツ ウィンドウでフィーチャ レイヤを右クリックします。
2. [属性の結合とリレート] → [結合] をクリックします。
3. [結合オプション] ドロップダウン矢印をクリックし、[定義済みのリレーションシップ クラスに基づき、テーブル データを結合] をクリックします。
4. ドロップダウン矢印をクリックして、リレーションシップ クラスのリストを表示し、リレーションシップ クラスをクリックします。
5. [OK] をクリックします。

これで、フィーチャのラベリング、シンボル表示、および検索に関連フィールドを使用することができます。

ヒント:

リレーションシップ クラスが 1 対多である場合は、フィーチャごとに複数の関連オブジェクトを持つことができます。この場合は、最初の関連オブジェクトの属性がフィーチャに結合されます。

ヒント:

ArcMap には、リレーションシップを編集するためのツールが含まれています。リレーションシップの編集についての詳細