双極斜軸円錐図法
説明
この投影法は、北米と南米の地図を作成するために開発されました。この図法では、正角性が維持されます。この図法はランベルト正角円錐図法に基づいており、2 つの斜軸円錐図法を併用しています。
投影法
2 つの斜軸円錐図が、極から 104°の箇所で結合されたものです。大円の弧は、104°の長さで、20°S と 110°W から始まり、中央アメリカを横切り、45°N、約 19°59 ′ 36 ″W で終わります。地図の縮尺は約 3.5 パーセントずつ拡大します。この座標の原点は 17°15' N、73°02' W になります(Snyder、1993)。
接線
理論上、2 つの斜軸円錐は分割されます。これらの標準線は、1 つの子午線や緯線に沿うことはありません。
直線となる経緯線
計算された各極から最も近い実際の極までに限られます。
特性
形状
2 つの円錐図が結合する箇所で若干の歪みがあることを除けば、正角性は維持されています。
面積
標準線付近の歪みが最小で、距離に応じて増加します。
方向
正角性のため、局所的な方向は正確です。
距離
標準線上は正確です。
制限
双極斜軸円錐図法では、北米と南米しか表示されません。問題が発生した場合は、すべてのフィーチャ タイプ(特にアノテーションとティック)をチェックし、投影の範囲を超えたフィーチャを削除します。
用途と使用例
- 北米と南米を小さい誤差で 1 つの地図に表示するために、米国地理学会により 1941 年に開発されました。
- 北米と南米を連続する単位とする正角図です。
- 1979 年に横メルカトル図法に置き替えられるまで、USGS が北米の地質図に使用していました。
パラメータ
ArcInfo Workstation でのみ、サポートされています。投影法固有のパラメータは、ソフトウェアによって設定されます。
関連トピック
5/10/2014