レプリケーションとテレイン、ネットワーク データセット、パーセル ファブリック、およびリプリゼンテーション

このトピックは、ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced にのみ該当します。

テレインおよびネットワーク データセットのレプリケーションでは、これらのデータ構造を構築するために使用されたフィーチャクラスだけを複製することはできますが、実際のデータ構造自体は複製されません。また複製するフィーチャクラスはバージョン対応登録されていて、かつレプリケーションのデータ要件を満たしている必要があります。レプリカを作成した後、子レプリカのジオデータベースでテレインまたはネットワーク データセットを再構築することができます。

ネットワーク データセットでは、ターン フィーチャクラスや、交通量とタイム ゾーンのテーブルが複製されないことに注意してください。ただし、標識フィーチャクラスは複製されます。

パーセル ファブリックは、レプリケーションでサポートされていますが、シンプル モデル オプションで作成したレプリカからは除外されます。同期時に、アジャスト ベクトルは同期されますが、ジョブおよび関連するフィーチャクラスは同期されません。

複製するデータにリプレゼンテーションがある場合は、リプレゼンテーションも複製されます。あるレプリカのフィーチャにシンボルを適用して同期させると、相対レプリカのフィーチャにもシンボルが適用されます。ただし、レプリカ作成後のリプレゼンテーションの変更はサポートされていません。たとえば、リプレゼンテーションに新しいシンボルが追加され、レプリカのフィーチャに適用されるケースでは、そのフィーチャを同期させると、相対レプリカには新しいシンボルが存在しないので、相対レプリカでは不明のシンボルで描画されます。また、同じ ID を持つ異なるシンボルが相対レプリカに追加されることもあります。同期によって追加されたフィーチャは、相対レプリカでは正しくないシンボルで描画されます。

5/10/2014