バージョン対応登録の解除

このトピックは、ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced にのみ該当します。

通常、データをバージョン対応登録した場合、そのバージョン対応登録を解除することはありません。ただし、次のいずれかの操作を行う場合は、フィーチャ データセットのバージョン対応登録を解除する必要があります。

フィーチャクラスまたはテーブルのバージョン対応登録を解除すると、そのフィーチャクラスまたはテーブルに関連付けられた差分テーブルとバージョン対応ビューが削除されます。フィーチャ データセットのバージョン対応登録を解除すると、そのフィーチャ データセット内の全フィーチャクラスのすべての差分テーブルとバージョン対応ビューが削除されます。このため、まだ DEFAULT バージョンにポストして圧縮していない差分テーブル内の編集情報はすべて失われます。

ヒントヒント:

カタログ ツリーの [バージョン対応登録の解除] コマンドの代わりに、[バージョン対応登録の解除(Unregister As Versioned)] ジオプロセシング ツールを使用することもできます。詳細については、「バージョン対応登録の解除」をご参照ください。

ArcGIS for Desktop のカタログ ツリーからフィーチャクラス、テーブル、またはフィーチャ データセットのバージョン対応登録を解除するには、次の手順に従います。

手順:
  1. すべてのバージョンへの編集を保存し、ベース テーブルへ移行したい場合は、データベースの各バージョンを DEFAULT バージョンに対してリコンサイルし、ポストします。
    注意注意:

    リコンサイルおよびポストを行わない場合、データへの編集内容は失われます。

  2. ポストが完了後、名前付きの各ジオデータベース バージョンを削除します。

    DEFAULT バージョンは削除しないでください。

  3. ジオデータベース管理者がジオデータベースを圧縮したことを確認します。
  4. ジオデータベースの圧縮が完了したら、ジオデータベースに再度接続してデータセットを右クリックし、[管理] をクリックして、[バージョン対応登録の解除] をクリックします。
  5. ステップ 1 を完了しないまま、DEFAULT バージョンへの編集を保存する場合は、DEFAULT バージョンで接続しているバージョンの編集を圧縮するように求められます。これを行うには、[デフォルト バージョンのすべての編集をベース テーブルに圧縮] をオンにします。
    注意注意:

    この圧縮では接続しているバージョンの編集のみが圧縮対象となります。

    バージョン対応登録を解除する前にステップ 1 を完了しておらず、かつ [デフォルト バージョンの編集をすべて圧縮し、ベース テーブルへ移行] チェックボックスをオンにした場合、接続したバージョン以外のバージョンへの編集はすべて失われます。登録を解除する前にステップ 1 を完了しておらず、[デフォルト バージョンの編集をすべて圧縮し、ベース テーブルへ移行] チェックボックスをオンにしていない場合は、すべてのバージョンへの編集が失われます。

  6. [OK] をクリックします。
5/10/2014