ArcGIS Data Model テンプレートのジオデータベース スキーマのコピー

Esri とそのユーザ コミュニティは、数年間にわたる共同作業の成果として、さまざまなアプリケーション ドメインの「ベスト プラクティス」ジオデータベース デザインを開発してきました。たとえば、住所、土地区画、水域、イメージ、行政区分、国土安全保障、石油、地方行政、その他さまざまな GIS アプリケーション ドメインのテンプレートが構築されています。

これらのジオデータベース デザインは、ユーザがジオデータベースをすぐに使いこなす手助けを、ユーザおよび GIS 開発者コミュニティ間で実際の環境に役立つ情報を共有できるようにすることを目的としています。これらのデザインはジオデータベースの実装に焦点を合わせたものですが、さまざまな標準化作業に基づいており、GIS システム間での可搬性があります。

Esri サポートの Web サイト（http://support.esri.com/datamodels）で、これらすべてのデザインにアクセスすることができます。完成度の高いデザインのほとんどに、ジオデータベース デザイン テンプレートが含まれています。これらのテンプレートは、システムにダウンロードして GIS 作業に使用できる、空のジオデータベースです。

次の手順に従って、ジオデータベース設計テンプレートを使用します。

手順:

1. データ モデル ページの Web サイト（http://support.esri.com/datamodels）に接続します。
2. 適切なデータ モデル（Address など）を検索し、そのデータ モデルの [Design Template] リンクをクリックします。
3. 各データ モデルのダウンロードが含まれた Web ページが表示されます。これには、Visio で使用できる UML（Unified Modeling Language）ダイアグラムと PDF 形式のデザイン ドキュメントが含まれており、これらのデザインの多くに、ジオデータベース テンプレートがファイル ジオデータベースまたはパーソナル ジオデータベースとして含まれています。ジオデータベース テンプレートは、データを追加して操作できる空のジオデータベースです。

次に、データ モデル ページのダウンロード セットの例を示します。

ジオデータベース テンプレートを選択し、その ZIP ファイルをコンピュータにダウンロードします。

4. ZIP ファイルをコンピュータにダウンロードしたら、ジオデータベース テンプレートを ZIP ファイルからハード ドライブに解凍します。

解凍したテンプレート ジオデータベースを利用して独自のデータを作成することができます。たとえば、ArcCatalog で個々のデータセットを選択し、それらの空間参照を設定し、空のフィーチャクラスにフィーチャを追加し、ユーザ定義の属性列を追加するなど、各自の用途に合わせてデザインをカスタマイズできます。

変更したデザインは、パーソナル ジオデータベースまたはファイル ジオデータベースを使用して、必ずデータのコピーでテストしてください。デザイン案に取り組めば、組織でうまくいくデザインや各自のニーズに最適なデザインを見きわめるのに役立ちます。