演習 1:カタログでのデータの整理
チュートリアルを開始する前に、必要なデータを特定して整理します。この作業を行うには、ArcMap のカタログ ウィンドウまたは ArcCatalog アプリケーションを使用します。
データ接続
カタログで、フォルダ コネクションまたはデータベース コネクションを介してデータにアクセスします。
ArcSDE ジオデータベースにアクセスするには、データベース コネクションを使用します。
このチュートリアルでは、ファイル ジオデータベースを使用します。ファイル ジオデータベースには、フォルダ コネクションを介してアクセスします。フォルダ コネクションを介してアクセスできるデータとしてはほかにも、パーソナル ジオデータベース、シェープファイル、カバレッジなどがあります。
フォルダ コネクションを展開表示すると、その中に含まれるフォルダとデータ ソースをすぐに確認できます。
ここでは、ArcCatalog でデータへのフォルダ 接続を作成して、データの整理を開始しましょう。
- [スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [ArcCatalog 10.2.1] の順にクリックして、ArcCatalog を起動します。
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ArcCatalog の [標準] ツールバーの [フォルダに接続] ボタン をクリックします。
[フォルダに接続] ダイアログ ボックスが表示されます。
- チュートリアル データがインストールされているローカル ドライブ上の「BuildingaGeodatabase」フォルダに移動します。
- [フォルダに接続] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックし、フォルダ コネクションを確立します。
カタログ ツリーに新しいフォルダ コネクションが表示されるようになりました。これで、チュートリアルに必要なすべてのデータにフォルダ コネクションからアクセスできます。
データの種類を確認する
ジオデータベースを変更する前に、チュートリアルに用意されているデータセットを確認します。
- 「BuildingaGeodatabase」フォルダの横にあるプラス記号をクリックすると、フォルダ内のデータセットを表示できます。
- フォルダ内の laterals カバレッジをクリックして選択します。
- [プレビュー] タブをクリックして、laterals ジオメトリを表示します。
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Montgomery ジオデータベースの横にあるプラス記号をクリックし、各フィーチャ データセットをダブルクリックします。
フィーチャ データセットが展開されるので、各フィーチャ データセット内に格納されているすべてのフィーチャクラスを表示できます。
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「BuildingGeodatabase」フォルダ内の owners.dat INFO テーブルをクリックします。
プレビューのタイプがテーブルに自動的に変更され、テーブルのレコードが表示されます。このテーブルには、Montgomery ジオデータベースの Parcels フィーチャクラスの所有者情報が格納されています。この演習の次のパートでは、このテーブルをジオデータベースにインポートし、土地区画とその所有者のリレーションシップを作成します。
以上の操作で ArcCatalog でのデータの検索および整理が終了したので、チュートリアルの最初のタスク(ジオデータベースへのデータのインポート)を開始することができます。