リニア リファレンスとは

多くの組織では、線形の地物(ライン フィーチャ)に関するデータを収集する場合、xy 座標で位置を表す代わりに、ライン沿いの相対的なポイント位置として表します。

リニア リファレンスの概要

リニア リファレンスとは、線形地物(ライン フィーチャ)に目盛(メジャー)を付け、それを基準とする相対的な位置によって地理的な場所を格納する方法です。距離メジャーを使用して、ライン沿いのイベントの位置を表します。

ライン上のメジャーによってポイント イベントとライン イベントを表す

フィーチャ沿いのメジャーを使用して、特定の規則に従ってポイント イベントとライン イベントの位置を表します。次に、例をいくつか示します。

次の図に示す方法で、ライン沿いのポイント位置を表すことができます。

リニア リファレンスは、ライン フィーチャ上の目盛(メジャー)を使用してイベントの位置を表す

ライン フィーチャの位置を表すにはいくつかの方法があります。上の例では、次のように表すことができます。

リニア リファレンスの利点

リニア リファレンスにはさまざまな利点がありますが、最も大きな利点は次の 2 つです。

ダイナミック セグメンテーションとは

ダイナミック セグメンテーションは、イベント テーブルで保存および管理されているイベントについて、リニア リファレンスの測定基準を使用してマップ位置を求め、それらをマップ上に表示するプロセスです。属性値を変更するたびにライン フィーチャを分割(セグメント化)する必要がなく、セグメントを「ダイナミック」に特定できることから、ダイナミック セグメンテーションと呼ばれています。

ダイナミック セグメンテーションを使用することで、複数の属性セットを、始点や終点とは切り離して、既存のライン フィーチャの任意のポーションに関連付けることができます。関連付けられているライン フィーチャのジオメトリに影響を与えることなく、これらの属性を表示、検索、編集、解析できます。

5/10/2014