レイヤ ファイルを使用したシンボルの設定
モデルの出力を ArcMap のコンテンツ ウィンドウに追加する場合は、レイヤ ファイル(*.lyr)を参照することで、出力のシンボルを事前に定義できます。
レイヤ ファイルを使用したシンボルの設定
モデルのデータ変数には [レイヤ シンボル] プロパティがあります。このプロパティでレイヤ ファイルを指定して、ArcMap のコンテンツ ウィンドウに変数を追加したときのシンボルを定義することができます。
- 目的のシンボルを含むレイヤ ファイルを作成します。
- モデル内のデータ変数を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
-
[レイヤ シンボル] タブで、レイヤ ファイルのパスを入力します。
ArcGIS 9.3 より前のバージョンでは、レイヤ シンボル プロパティにレイヤ ファイルまたは ArcMap のコンテンツ ウィンドウにある既存のレイヤを設定できました。これらのバージョンでは、モデルを保存するときにシンボルが読み取られてモデルと一緒に保存されるため、その後レイヤ ファイルを削除してもシンボルは適用されたままになります。ArcGIS 9.3 以降では、レイヤ シンボル プロパティにはレイヤ ファイルしか設定できません。また、モデルの実行時に常にレイヤ ファイルが存在している必要があります。レイヤ ファイルが存在していない場合、モデルは実行されますが、データはデフォルトのシンボルで描画されます。この変更は、高度なシンボルをサポートするために ArcGIS 9.3 で行われました。
レイヤ シンボルのサポート
レイヤ シンボルは、次のデータ タイプの変数でのみサポートされます。
- フィーチャクラス
- フィーチャ レイヤ
- ラスタ データセット
- ラスタ レイヤ
- TIN データセット
- TIN レイヤ
- ネットワーク解析レイヤ
レイヤ シンボルでサポートされるジオメトリ タイプのリスト
フィーチャクラスの場合、シンボル レイヤ ファイルに正しいジオメトリ タイプ(ポイント、ライン、ポリゴンのいずれか)を選択する必要があります。つまり、ポイント フィーチャクラスの変数に対して、ポリゴンのシンボルを定義することはできません。
シンボルを適用するときに、ジオメトリ タイプが不明な場合またはツールを実行するまでジオメトリ タイプを判断できない場合は、スクリプトを使用してシンボルを設定します。