SQL Server のジオデータベースからの接続の削除

このトピックは、ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced にのみ該当します。

ジオデータベース管理者は、ArcGIS for Desktop で [ジオデータベースの管理] ダイアログ ボックスの [接続] タブを使用して、SQL Server に格納されたジオデータベースからユーザを切断することができます。

ユーザの切断は、さまざまな理由で必要となります。たとえば、ユーザがオブジェクトのロックを保持していて、他の編集者がこのオブジェクトにアクセスできない場合が考えられます。ジオデータベースに対して確立できる接続の数が制限されている状況で、管理者はユーザを切断して、他のユーザのために接続を解放することが必要となる場合があります。

ユーザの接続を切断するには、ジオデータベース管理者に追加の権限が必要な場合があります。

• sde スキーマ ジオデータベースのジオデータベース管理者（sde）は、接続されているユーザのリストを表示する場合、データベースに対して VIEW DEFINITION 権限を持つ必要があり、ユーザの接続を切断する場合、processadmin 固定サーバ ロールのメンバーである必要があります。
• dbo スキーマ ジオデータベースのジオデータベース管理者がデータベースの所有者である場合、ユーザの接続を切断するには、ジオデータベース管理者を processadmin 固定サーバ ロールに追加する必要があります。

dbo スキーマ ジオデータベースのジオデータベース管理者の場合、そのジオデータベース管理者が sysadmin 固定サーバ ロールのメンバーであれば、権限の追加は不要です。

注意:

アクティブな接続を切断することはお勧めできません。特に、接続しているユーザが編集中である場合は強制終了しないようにしてください。

ジオデータベースからユーザを切断するには、以下の手順に従います。

手順:

1. ArcMap または ArcCatalog を起動して、ジオデータベースへのデータベース接続を作成します。

   ジオデータベース管理者として接続する必要があります。

2. カタログ ツリーでデータベース接続を右クリックし、[管理] をポイントして [ジオデータベースの管理] をクリックします。
3. [接続] タブをクリックします。

   現在ジオデータベースに接続されているユーザ セッションがリストに表示されます。自分が所有している接続は斜体で表示されます。これらは、接続されているセッションを表していることに注意してください。同じユーザが複数のクライアントから接続していて、接続ユーザのリストに繰り返し表示されている場合もあります。

4. 削除するユーザ接続を 1 つ以上選択します。
5. 接続を右クリックし、[切断] をクリックします。

   ユーザの切断に必要な権限がない場合は、エラー メッセージが表示されます。自分が所有する接続を削除しようとした場合も、エラー メッセージが表示されます。

ユーザ セッションがデータベースから削除されます。ユーザがそのセッションの使用を試みると、接続にアクセスできないことを示すエラー メッセージ、またはネットワーク I/O の問題が発生したことを示すエラー メッセージが表示されます。