SQL Server データベースへの Windows 認証ログインまたはグループの追加

Windows 認証ログインまたはグループを Microsoft SQL Server に追加するには、最初にドメインまたはローカルのログインまたはグループを作成し、それを SQL Server インスタンスに追加してから、アクセスする必要のある各データベースにユーザを追加し、ログインをそのユーザにマップします。また、データベース ユーザがデータを所有する場合は、そのユーザ用のスキーマを作成します。

注意:

SQL Server インスタンスとは異なるサーバにインストールされている ArcSDE アプリケーション サーバを使用している場合、Windows 認証ユーザは使用できません。詳細については、ArcGIS Resource Center の技術資料 36420 をご参照ください。

手順:

1. SQL Server インスタンスに接続します。
2. [セキュリティ] フォルダで [ログイン] を右クリックし、[新規ログイン] を選択します。
3. [全般] ページで、[検索] ボタンをクリックして、ローカルまたはドメインのユーザまたはグループを選択します。

   [検索] ボタンをクリックすると、[ユーザーまたはグループの選択] ダイアログ ボックスが表示され、ローカルまたはドメインのユーザまたはグループを検索できるようになります。Windows グループを追加している場合、オブジェクト タイプにグループが含まれていることを確認します。

   

4. [OK] をクリックして [ユーザまたはグループの選択] ダイアログ ボックスを閉じます。

   選択したユーザまたはグループが [ログイン - 新規作成] ダイアログ ボックスに追加されます。

5. [Windows 認証] オプションが選択されていることを確認します。
6. その他の設定を [全般] ページで変更するか、デフォルトを使用することができます。

   これらの設定を変更したい場合は、その方法について SQL Server Books Online をご参照ください。

7. [OK] をクリックして [ログイン - 新規作成] ダイアログ ボックスを閉じます。
ログインまたはグループがアクセスできるユーザをデータベースに追加します。
8. オブジェクト エクスプローラで、[データベース] フォルダを展開します。
9. ログインまたはグループがアクセスする必要のあるデータベースを展開します。
10. データベース内の [セキュリティ] フォルダを展開します。
11. ユーザ フォルダを右クリックして [新しいユーザー] をクリックします。
12. [ユーザー名] フィールドにユーザ名を入力します。
13. [ログイン名] フィールドの横にある省略符号ボタンをクリックして、最初の 7 ステップで SQL Server インスタンスに追加したログインを参照します。
14. グループではなく個別ログインを追加して、ユーザがジオデータベースにデータを所有する場合、[既定のスキーマ] フィールドにスキーマ名を入力します。

    ユーザ名とスキーマ名は同じでなければなりません。

    Windows グループの場合、ユーザが最初にジオデータベース内にデータを作成するときに、すべてのグループ メンバー用に対応するスキーマが作成されます。スキーマ名は、グループ名ではなく、ログイン名と同じになります。これは自動的に実行されるため、事前にスキーマ名を作成する必要はありません。

15. [ロール メンバー] リストのロールの 1 つをオンにして、ユーザにロールを割り当てることができます。
16. [OK] をクリックして [データベース ユーザー - 新規作成] ダイアログ ボックスを閉じます。
データを所有する Windows ログインを追加した場合、対応するスキーマを追加します。前述したように、Windows グループを追加した場合は、対応するスキーマを追加する必要はありません。
17. ユーザがジオデータベース内にデータを所有する場合、オブジェクト エクスプローラ内の [スキーマ] フォルダを右クリックし、[新しいスキーマ] をクリックします。
18. [デフォルト] スキーマ フィールド内に入力したものと同じスキーマ名をユーザとして入力します。
19. [検索] をクリックしてスキーマの所有者を選択します。
20. ユーザ名を入力し、[名前の確認] をクリックします。
21. [OK] をクリックして[検索] ダイアログ ボックスを閉じます。
22. [OK] をクリックして [スキーマ - 新規作成] ダイアログ ボックスを閉じます。