1 台の Windows サーバへの複数の ArcSDE サービスのセットアップ
同じサーバに 2 つのジオデータベースがあるときに ArcSDE サービスを使用する場合は、サービス名が一意でポート番号が異なる別々の ArcSDE サービスを、services ファイルに指定する必要があります。
以下の手順では、2 番目のジオデータベースがすでに作成されていることを前提としています。
手順:
- services.sde ファイルと Windows の services ファイルを開き、新しいサービスのエントリを追加します。
たとえば、新しいサービスが sde2 でポート 9999 の場合、このエントリを両方のファイルに追加します。
sde2 9999/tcp
- create 操作を指定した sdeservice コマンドを使用し、サービスを作成します。データベース管理者ユーザのパスワードを入力するよう求められます。
次の例は、ArcSDE とデータベースを同じサーバにインストールしたときのサービスの作成方法を示しています。ArcSDE とデータベースが別のサーバにあるときの作成オペレーションで使用する構文については、「リモート Windows サーバからの ArcSDE サービスの作成」をご参照ください。
この例では、postgresql-x64-9.0 という PostgreSQL データベース クラスタのジオデータベースにサービスが作成されます。
sdeservice -o create -d POSTGRESQL,postgresql-x64-9.0 -i sde2
ヒント:sdeservice および sdemon コマンドの詳細については、ダウンロードまたはインストール メディアに付属する ArcSDE アプリケーション サーバのインストール ガイドをご参照ください。
- register 操作を指定した sdeservice コマンドを使用して、新しいサービスに 2 番目のジオデータベースを登録します。
この例では、gdb2 ジオデータベースが sde2 サービスに登録されます。
sdeservice -o register -d POSTGRESQL -r ADMIN_DATABASE -v gdb2 -i sde2
- start 操作を指定した sdemon コマンドを使用して、新しいサービスを開始します。
sdemon -o start -i sde2
リモート コンピュータ上でサービスを開始するには、「Windows でのリモート ArcSDE サービスの開始」をご参照ください。
5/10/2014