PostgreSQL データベースの統計情報
PostgreSQL マニュアルでは、ほとんどの環境で ANALYZE コマンドを毎日、データベースにアクセスしているユーザがまったく、またはほとんどいない時間に実行してデータベース統計を更新することが推奨されています。PostgreSQL の ANALYZE コマンドは、単独で実行することも、VACUUM コマンドと組み合わせて実行することもできます。定期的にディスク領域をリカバリする目的でも VACUUM コマンドを実行する必要があるので、VACUUM コマンドに ANALYZE コマンドを追加するとよい場合があります。
データベースに接続しているユーザがほとんどいない夜間にこれを実行するようにスクリプト化できます。autovacuum オプションも使用できます。ANALYZE コマンドと VACUUM コマンド、autovacuum オプションの詳細については、http://www.postgresql.org/docs にある PostgreSQL マニュアルをご参照ください。
また、sdetable -o update_statistics コマンドを使用して、個別のテーブルの統計情報を更新することもできます。このコマンドの構文は次のとおりです。
sdetable -o update_dbms_stats &t <table_name> [–K <keyword>]
[–m {VACUUM | VACUUM_FULL}] [–n {ALL | <index_name>}]
[–i <service>] [–s <server_name>] [–D <database>]
–u <DB_user_name> [–p <DB_user_password>] [–N] [–q]
sdetable コマンドの実行方法については、ArcSDE アプリケーション サーバまたはコマンド ライン ツールのインストールに付属している『ArcSDE コマンド リファレンス』をご参照ください。
カタログ ウィンドウの [解析] コマンドを使用するか、[解析] ジオプロセシング ツールを使用して、個別のテーブルの統計情報を更新することもできます。これらの各方法の詳細については、「解析を使用したジオデータベースの統計情報の更新」および「解析」をご参照ください。