PostgreSQL に格納されたジオデータベースのツールボックス
ジオデータベースに新しいツールボックスを作成するには、カタログ ツリーでジオデータベースを右クリックし、[新規作成] → [ツールボックス] の順にクリックします。
ArcGIS for Desktop のツールボックス
ジオデータベースにツールボックスを作成した場合は、次のアイコンを使用してカタログ ツリーにツールボックスが表示されます。
PostgreSQL のジオデータベースにあるツールボックスの名前には、データベース名、ロケータの所有者の名前、およびロケータ自体の名前を含みます。
たとえば、ジオデータベース「posty」にある ツールボックス「mytools」を「emily」というユーザが所有している場合、カタログ ツリーには「posty.emily.mytools」と表示されます。
PostgreSQL データベースのツールボックス
ツールボックスは、DBMS では、ツールボックスのツールに関する情報を格納するビジネス テーブル、および、ツールボックスとツールの両方を管理する gdb_items システム テーブルと gdb_itemtypes システム テーブルで表されます。
次に、MyTools ツールボックスのテーブルを示します。
破線はテーブル間の暗黙的なリレーションシップを示しています。
ビジネス テーブルと gdb_items テーブルは、名前によって関連付けられています。gdb_items テーブルの name フィールドの値はビジネス テーブル名に相当します。gdb_itemtypes テーブルは、ツールボックス オブジェクトをツールボックスとして識別し、その中のツールをツールとして識別します。
gdb_items テーブルと gdb_itemtypes テーブルは、ジオデータベース管理者のスキーマ(sde)に存在し、ビジネス テーブルはユーザのスキーマに存在します。gdb_items テーブルと gdb_itemtypes テーブルはジオデータベースの作成時に作成されますが、ビジネス テーブルはツールボックスを作成するまで作成されません。
gdb_items テーブルと gdb_itemtypes テーブルの定義については、「PostgreSQL に格納されたジオデータベースのシステム テーブル」をご参照ください。
次に、ツールボックスのビジネス テーブルの定義を示します。
フィールド名 |
フィールド タイプ |
説明 |
NULL? |
---|---|---|---|
objectid |
integer |
ツールの一意な ID |
NOT NULL |
type |
smallint |
ツールの種類を示すコード:1 = 関数ツール、2 = モデル ツール、3 = スクリプト ツール、4 = カスタム ツール |
NOT NULL |
name |
varchar(255) |
ツールの名前 |
NOT NULL |
displayname |
varchar(255) |
ツールのラベル |
|
description |
varchar(255) |
ツールの説明 |
|
category |
varchar(255) |
ツールがグループ化されているツールセットの名前。ツールセットが他のツールセットにネストされている場合には、ツールセットへのパスも含まれます。 |
|
tool |
bytea |
ツールのその他のプロパティすべて |
XML ワークスペース ドキュメントのツールボックス
ツールボックスはデータ エレメントなので、DataElement タグの下に定義されます。データ エレメント タイプは esri.DEToolbox です。
次に、MyTools というツールボックスの XML(メタデータを含む)を示します。
<DataElement xsi:type="esri:DEToolbox">
<CatalogPath>/V=sde.DEFAULT/TB=posty.emily.mytools</CatalogPath>
<Name>db.sch.mytools</Name>
<MetadataRetrieved>true</MetadataRetrieved>
<Metadata xsi:type="esri:XmlPropertySet">
<XmlDoc><?xml version="1.0"?> <metadata xml:lang="en"><Esri><MetaID>{AE214421-4877-4FEB-96A5-8668EBAA9326}</MetaID><CreaDate>20060426</CreaDate><CreaTime>11473700</CreaTime><SyncOnce>TRUE</SyncOnce><ModDate>20060426</ModDate><ModTime>114737</ModTime></Esri><toolbox name="bu_42606.DBO.MoveData" alias=""><arcToolboxHelpPath>C:\Program Files\ArcGIS\Help\gp</arcToolboxHelpPath><toolsets/></toolbox><dataIdInfo><idCitation><resTitle>bu_42606.DBO.MoveData</resTitle></idCitation></dataIdInfo><distInfo><distributor><distorFormat><formatName>ArcToolbox Toolbox</formatName></distorFormat></distributor></distInfo></metadata></XmlDoc>
</Metadata>
<DatasetType>esriDTToolbox</DatasetType>
<DSID>-1</DSID>
<Versioned>false</Versioned>
<CanVersion>false</CanVersion>
</DataElement>