ビューとは
基本的に、ビューは指定されたテーブルからデータを選択するストアド クエリです。ユーザまたはクライアント アプリケーションが実行する通常のクエリとビューとの違いは、ビューがデータベースに格納されることです。このため、ビューには権限を定義することができます。
ビューは次のような目的で使用されます。
- ビューでは、あらかじめ定義した方法で行または列のサブセットを表示できます。これにより、データベースからクライアントに転送されるデータの量を削減し、パフォーマンスを向上させることができます。
- ビューはデータベースで共通のクエリを体系化し、複数のユーザが利用できるようにします。これにより、ユーザが各自で複雑なクエリを作成する必要がなくなります。
- ビューでは、複数のビジネス テーブルやその他のビューを結合できます。
- 集計関数を使用して、ビューのデータを合計することができます。この場合も、データベースからクライアントに転送されるデータの量を削減し、パフォーマンスを向上させることができます。
- テーブルの場合と同じ方法で、ビューに対する SELECT 権限をユーザに付与できます。したがって、ビジネス テーブルの行や列に対するアクセスを制御する目的でビューを使用することもできます。
ビューはデータベースにオブジェクトとして存在します。基になるテーブルのスキーマに対して行われた変更は、ビューに反映されません。追加された列をビューに含めるには、これらの列を含むようにビューを再定義する必要があります。
ArcMap または ArcGIS フィーチャ サービスではビューを使用してデータを編集できないことに注意してください。
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5/10/2014