フィールド ドメインの説明の転送(環境設定)
このジオプロセシング環境は、出力のシェープファイルと dBASE(*.dbf)テーブルが、ドメインとサブタイプのコードを含むフィールドに加えて、ドメインとサブタイプの説明を含むフィールドも追加するかどうかを制御します。この設定は、ジオプロセシング ツールへの入力が、ドメインとサブタイプが定義されているジオデータベースのフィーチャクラスまたはテーブルである場合のみ適用されます。デフォルトでは、シェープファイルまたは dBASE(*.dbf)の出力には、ドメインとサブタイプのコードだけが含まれます。
このジオプロセシング環境は、シェープファイルと dBASE(*.dbf)テーブルが、属性フィールドのドメインとサブタイプなどの高度な機能をサポートしていないため便利です。しかし、一部のワークフローでは、出力がこれらいずれかの形式である必要があり、ドメインとサブタイプの説明情報が保守のために必要です。
その他のシェープファイル出力を使用する際の制限の詳細
使用上の注意
- このジオプロセシング環境を使用する場合、出力のシェープファイルまたは dBASE(*.dbf)テーブルは、出力に追加フィールドを追加します。入力にサブタイプ フィールドがある場合、出力は、サブタイプ コードに対してフィールド(名前は元のフィールドに基づきます)を 1 つ、サブタイプの説明に対してフィールド(名前は元のフィールドに基づき、説明とわかるように接頭辞 d_ が付きます)を 1 つ持ちます。入力に属性ドメインがある場合、出力は、ドメインを持つ各フィールドに対してドメイン コードを含むフィールド(名前は元のフィールドに基づきます)を 1 つ、ドメインを持つ各フィールドに対してドメインの説明を含むフィールド(名前は元のフィールドに基づき、説明とわかるように接頭辞 d_ が付きます)を 1 つ持ちます。
- 属性テーブルを表示するときや、サブタイプとドメインが定義されたジオデータベースのフィーチャクラスまたはテーブルを識別するとき、提示される属性はドメインとサブタイプの説明であり、コードではありません。
- サブタイプとドメインの説明に含まれる情報が必要な場合で、処理の出力がシェープファイルまたは dBASE(*.dbf)テーブルの場合、この環境設定を使用して、ドメインとサブタイプの説明を出力に追加することができます。これら両方の条件を満たさない場合、この環境設定は使用されません。
- フィールド ドメインの説明をジオプロセシング処理の出力に転送する場合、ドメインとサブタイプのコードだけを転送する場合よりも時間がかかります(パフォーマンスが低下します)。この環境設定は、ドメインとサブタイプの説明が出力に明確に必要な場合だけ使用してください。
ダイアログの構文
- オフ - 出力のシェープファイルまたは dBASE(*.dbf)テーブルは、サブタイプとドメインの説明を持つ追加フィールドを持ちません。これがデフォルトです。
- オン - 出力のシェープファイルまたは dBASE(*.dbf)テーブルは、サブタイプとドメインの説明を持つ追加フィールドを持ちます。
スクリプトの構文
arcpy.env.transferDomains = transfer_domains
transfer_domains |
説明 |
---|---|
False |
出力のシェープファイルまたは dBASE(*.dbf)テーブルは、サブタイプとドメインの説明を持つ追加フィールドを持ちません。これは、NOT_TRANSFER_DOMAINS キーワードを使用して設定することもできます。これがデフォルトです。 |
True | 出力のシェープファイルまたは dBASE(*.dbf)テーブルは、サブタイプとドメインの説明を持つ追加フィールドを持ちます。これは、TRANSFER_DOMAINS キーワードを使用して設定することもできます。 |
# Name: exportToShapefile.py
# Purpose: Export a geodatabase feature class to a shapefile, include domain and subtype descriptions
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
# Set environment settings
env.workspace = "C:/data"
env.transferDomains = True
# the equivalent with a keyword is
# env.transferDomains = "TRANSFER_DOMAINS"
# Set local variables
inFeatures = "Habitat_Analysis.gdb/vegtype"
outLocation = "Shapefiles"
outName = "Vegetation.shp"
arcpy.conversion.FeatureClassToFeatureClass(inFeatures, outLocation, outName)
関連トピック
5/10/2014