ラスタ レイヤの作成(Make Raster Layer) (データ管理)
サマリ
入力ラスタ データセットまたはレイヤ ファイルから、ラスタ レイヤを作成します。ツールで作成されたレイヤは一時的であり、レイヤをディスクに保存するか、またはマップ ドキュメントを保存しておかない限り、セッション後に削除されます。
このツールを使用すると、テンポラリ レイヤを作成できます。これにより、ラスタ データセット内のバンドの特定サブセットを処理できるようになります。
使用法
-
レイヤを保存するには、コンテンツ ウィンドウで対象のレイヤを右クリックし、[レイヤ ファイルとして保存] をクリックするか、[レイヤ ファイルの保存(Save To Layer File)] ツールを使用します。
構文
MakeRasterLayer_management (in_raster, out_rasterlayer, {where_clause}, {envelope}, {band_index})
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_raster |
入力ラスタ データセットのパスと名前。 | Composite Geodataset |
out_rasterlayer |
一時出力ラスタ データセットの名前。 | Raster Layer |
where_clause (オプション) |
ラスタ データセットのフィールドと値を使用した、クエリ ステートメント。 この変数を追加するには、F8 を押すか、右クリックして [変数の挿入(Insert Variable)] をクリックします。 | SQL Expression |
envelope (オプション) |
最小 X、最小 Y、最大 X、または最大 Y を使用して、ラスタ レイヤの範囲を指定することができます。 この変数を追加するには、F8 を押すか、右クリックして [変数の挿入(Insert Variable)] をクリックします。 | Extent |
band_index ID (オプション) |
そのレイヤについて、どのバンドをエクスポートするかを選択します。バンドを指定しない場合は、すべてのバンドが出力で使用されます。 | Value Table |
コードのサンプル
MakeRasterLayer(ラスタ レイヤの作成)の例 1(Python ウィンドウ)
以下は、MakeRasterLayer(ラスタ レイヤの作成)を実行する Python サンプルです。
import arcpy
arcpy.MakeRasterLayer_management("c:/workspace/image.tif", "rdlayer", "#", "feature.shp", "1")
MakeRasterLayer(ラスタ レイヤの作成)の例 2(スタンドアロン スクリプト)
以下は、MakeRasterLayer(ラスタ レイヤの作成)を実行する Python スクリプトのサンプルです。
##====================================
##Make Raster Layer
##Usage: MakeRasterLayer_management in_raster out_rasterlayer {where_clause} {envelope}
## {Index;Index...}
try:
import arcpy
arcpy.env.workspace = r"C:/Workspace"
##Create raster layer from single raster dataset with clipping feature
arcpy.MakeRasterLayer_management("image.tif", "rdlayer", "#", "feature.shp", "1")
print arcpy.GetMessages()
except:
print "Make Raster Layer example failed."
print arcpy.GetMessages()
関連トピック
ライセンス情報
ArcGIS for Desktop Basic: ○
ArcGIS for Desktop Standard: ○
ArcGIS for Desktop Advanced: ○
7/28/2014