Image Server レイヤの作成(Make Image Server Layer) (データ管理)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

イメージ サービスからテンポラリ ラスタ レイヤを作成します。作成されるレイヤは、ドキュメントを保存しておかない限り、セッション後に削除されます。

Image Server への URL も、入力として使用できます。

使用法

構文

MakeImageServerLayer_management (in_image_service, out_imageserver_layer, {template}, {band_index}, {mosaic_method}, {order_field}, {order_base_value}, {lock_rasterid}, {cell_size})
パラメータ説明データ タイプ
in_image_service

入力イメージ サービスの名前、またはイメージ サービスを参照する URL。

URL の例は、次のとおりです。http://AGSServer:8399/arcgis/services/ISName/ImageServer

Image Service; String
out_imageserver_layer

出力画像レイヤの名前。

Raster Layer
template
(オプション)

イメージ レイヤの出力範囲。

出力範囲を指定するには、クリッピング対象の領域(最小 X、最小 Y、最大 X、および最大 Y)を定義する方法と、既存のレイヤの範囲を使用する方法があります。

Extent
band_index
[ID,...]
(オプション)

そのレイヤについて、どのバンドをエクスポートするかを選択します。バンドを指定しない場合は、すべてのバンドが出力で使用されます。

Value Table
mosaic_method
(オプション)

さまざまなラスタからどのようなモザイクを作成するのかについては、モザイク手法によって定義されます。

クライアントに返す画像は、複数の入力ラスタから作成することができます。モザイク プロセスには、2 つのデフォルト オプションが用意されています。

  • Closest_To_Center - デフォルトの順序に基づいてラスタを並べ替えます。その中心がビューの中央に最も近いラスタが最上位になるようにソートします。
  • North_West - その中心が北西に最も近いラスタが最上位になるようにソートします。
  • Lock Raster - ID または名前に基づいて、単一または複数のラスタの表示をロックします。
  • By_Attribute - 属性フィールドおよび基準値との差異に基づいてラスタをソートします。
  • Closest_To_Nadir - その天底位置がビューの中央に最も近いラスタが最上位になるようにソートします。傾いた画像など、天底ポイントが中心ポイントと異なる場合があります。
  • Closest_To_Viewpoint - 天底位置がユーザ定義の観測点位置に最も近いラスタが最上位になるようにソートします。
  • Seamline - 継ぎ目(シーム)に沿ったオプションのフェザリングを使用して、ラスタごとに事前定義されたシームライン シェープでラスタを切り取ります。この順序は、シームライン生成時に事前定義されます。
String
order_field
(オプション)

モザイク方法が [By_Attribute] のとき、ラスタの並べ替えに使用されるデフォルトのフィールド。
サービス テーブルで、タイプがメタデータおよび整数であるフィールドがリスト表示されます(日付または雲の割合を表す値など)。

String
order_base_value
(オプション)

この入力値と、指定フィールドの属性値との差異に基づいて、画像がソートされます。

String
lock_rasterid
(オプション)

サービスをロックする対象のラスタ ID またはラスタ名。指定したラスタのみが表示されます。空白のまま(未定義)にした場合は、システム デフォルトと同じです。複数の ID を指定するときは、各 ID をセミコロンで区切ります。

String
cell_size
(オプション)

イメージ サービス レイヤのセル サイズ。

Double

コードのサンプル

MakeImageServerLayer(Image Server レイヤの作成)の例 1(Python ウィンドウ)

以下は、MakeImageServerLayer(Image Server レイヤの作成)ツールを実行する Python サンプルです。

import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/Workspace"
input1 = "GIS Servers/server3 (admin)/File_TIFF_Amberg.ImageServer"
arcpy.MakeImageServerLayer_management(input1, "islayer", "4488961 5478909 4489227 5479255",\
                                          "4;6", "#", "#", "#", "#")
MakeImageServerLayer(Image Server レイヤの作成)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

以下は、MakeImageServerLayer(Image Server レイヤの作成)ツールを実行する Python スクリプト サンプルです。

##====================================
##Make Image Server Layer
##Usage: MakeImageServerLayer_management in_image_service out_imageserver_layer 
##                                       {template} {ID;ID...} {mosaic_method} 
##                                       {order_field} {order_base_value} {lock_rasterid}
    
try:
    import arcpy
    
    arcpy.env.workspace = r"C:/Workspace"
    input1 = r"GIS Servers\server3 (admin)\File_TIFF_Amberg.ImageServer"
    input2 = "http://server3/arcgis/services/MD_MosaicRule/ImageServer"
    
    ##Create image services layer from a single image file service
    ##Use connection file as input
    arcpy.MakeImageServerLayer_management(input1, "islayer", "4488961 5478909 4489227 5479255",\
                                          "4;6", "#", "#", "#", "#")
    
    ##Create image services layer from mosaic dataset image service
    ##Use URL as input
    arcpy.MakeImageServerLayer_management(input2, "mdlayer", "feature.shp", "1;2;3",\
                                          "LockRaster", "#", "#", "4")

    print arcpy.GetMessages()
    
except:
    print "Make Image Server Layer example failed."
    print arcpy.GetMessages()

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: ○
ArcGIS for Desktop Standard: ○
ArcGIS for Desktop Advanced: ○
7/28/2014