ディゾルブ(Dissolve)(データ管理)の機能
[ディゾルブ(Dissolve)] ツールは、指定した属性に基づいてフィーチャを集約する場合に使用します。たとえば、国別に収集した売上データを含むフィーチャクラスがある場合、[ディゾルブ(Dissolve)] を使用すれば、各国のセールス スタッフ名に基づいて、隣接する複数のセールス地域を 1 つにまとめたフィーチャクラスを作成できます。つまり、[ディゾルブ(Dissolve)] では、同じセールス スタッフが担当しているすべての国を 1 つのセールス地域とみなし、国の境界線が削除されます。
ディゾルブ フィールド
指定したフィールドの同じ値の組み合わせを持つフィーチャが 1 つのフィーチャに集約(ディゾルブ)されます。[ディゾルブ フィールド] が [出力フィーチャクラス] に書き込まれます。
マルチパート フィーチャ
ディゾルブによりマルチパート フィーチャが作成される場合があります。マルチパート フィーチャは、非連続エレメントが含まれたシングル フィーチャであり、属性テーブルに 1 つのレコードとして表されます。ハワイ州は、マルチパート フィーチャとして表現されるフィーチャの代表例です。
属性のサマリ
ディゾルブ処理の一部として、集約されたフィーチャに、入力フィーチャ内に存在するいずれかの属性のサマリを含めることもできます。たとえば、セールス地域を構成する国々の収益を合計し、各セールス地域の総収益を求めることができます。
共通の端点におけるラインの接合/2 本のラインのマージ
[ラインの接合] パラメータを使用すると、2 本のラインのみで共有される端点を削除して、1 本の連続したラインにそれらのラインをマージできます。2 本だけのラインで共有される共通の端点は疑似ノードとも呼ばれます。
注意:
[ラインの接合(Unsplit Line)] ツールを使用して、疑似ノードを削除することもできます。
7/28/2014