ポリゴン カバレッジ データの一般化
このトピックは、ArcGIS for Desktop Advanced にのみ該当します。
自然フィーチャ ポリゴンの単純化
自然フィーチャ ポリゴンの単純化では、自然の境界の基本的な形状を壊すことなく余分な湾曲や細かな凹凸を取り除きます。[ラインまたはポリゴンの単純化（Simplify Line）] ツールでは、入力カバレッジにポリゴン トポロジが含まれていると、指定された許容値と単純化の手法に基づいてポリゴンの詳細レベルを下げます。単純化の手法には、POINT REMOVE と BEND SIMPLIFY の 2 つがあります。
 |
建物ポリゴンの単純化および競合検索
建物ポリゴンの単純化では、建物の基本的な形状とサイズを保ちながら、建物の境界の詳細レベルを下げます。建物は一般的に直交するエリアであるため、単純化処理では直交性を維持および強化します。
独立している建物は各建物単位で単純化されます。直線で接続されている建物はグループとして単純化されます。より複雑に接続されている建物は単純化されません。
 |
建物の単純化 |
建物の競合検索は建物の単純化における後処理の一部として実行されます。このツールは各建物または接続された建物の各グループの周囲にバッファを作成することで、競合部分を見つけるのに役立ちます。バッファが重なり合う場所で競合が発生します。重なっているエリアでは、重なり合っているバッファの数に応じて out_cover.PAT 内 の FREQUENCY 値に 2 以上の値が与えられます。
 |
競合検索 |
距離に基づくポリゴンの集約
ポリゴン間のすき間が表示できなくなるまでマップの縮尺を縮小する際、ポリゴン（隣接するポリゴンまたは分断されたポリゴン）を指定された距離に基づいて新しいエリアのフィーチャに結合することができます。ポリゴンの集約では、フィーチャの固有の特性を維持します。
 |
ポリゴンの集約 |
属性に基づくポリゴンまたはリージョンのディゾルブ
ポリゴンのディゾルブでは、指定された項目について同じ値を持つ、隣接するポリゴンまたはリージョンをマージします。次の図は、同じ CODE 値を共有するポリゴンが新しいポリゴンにマージされる様子の例を示しています。
 |
ポリゴンの削除
ポリゴンの削除では、選択されたポリゴンと共有している境界または面積が最も大きな隣接ポリゴンをマージします。ポリゴンの削除は、2 つのカバレッジのオーバーレイで生成されたスリバー ポリゴン（微小ポリゴン）を取り除くために非常によく使用されます。
 |