カラー コード マップ ツールバー

概要

[カラー コード マップ] は、Business Analyst に付属しているツールバーです。このツールバーを使用すると、ArcMap で人口統計変数をすばやく簡単に表示できます。主題図を作成するために、データ範囲と配色を即座に更新できます。これは、プレゼンテーション時または突発的な分析時に、トレンドを視覚化しエリアのパターンを調査する場合に理想的です。ツールバーでは、Esri サーバに保存されたオンライン データも利用できます。

カラー コード マップ ツールバーの利用

Business Analyst の起動時は、ツールバーがデフォルトでオンになっています。[カスタマイズ] → [ツールバー] → [カラー コード マップ] の順にクリックして、ツールバーを追加または削除できます。[Business Analyst] ウィンドウ → [ツール] からツールバーを追加することもできます。

カラー コード マップの機能

レイヤ: 主題別にマッピングするレイヤを選択するドロップダウン メニューです。

手順:
  1. [オンライン データ] セクションでは、Esri がクラウドにホストしているデータにアクセスできます。[USA] ブランチでは、2000 年の地理情報の Esri データにアクセスできます。[USACensus2010] ブランチでは、2010 年の地理情報の Esri データにアクセスできます。

    [<なし>] を選択すると、マップから [カラー コード マップ] 機能を削除します。

    マップ上を移動すると、データ範囲は動的に更新されます。この機能は、[<なし>] を選択することでオフにできます。これにより、分析で使用した以前のエリアを縮小したり、そのエリアから他の場所に移動したりした場合、最小値と最大値が各マップ ビューに対して動的に再計算されるため、空の区画が表示される場合があります。

  2. [<自動選択>] オプションは、製品に付属している標準の Business Analyst データ レベルでのみ動作します。[<自動選択>] を選択すると、拡大または縮小した際、ソフトウェアが最適なレベルを選択して表示します。選択したレイヤは、コンテンツ ウィンドウで自動的に展開されます。
  3. 一部のレベルは、ズーム レベルに応じて非アクティブになります。
  4. [カラー コード マップ] では、ArcMap のコンテンツ ウィンドウに含まれる任意のポリゴン レイヤを使用できます。[カラー コード マップ] を使用すると、選択したレイヤの属性テーブル内の任意の変数を主題図に使用できます。たとえば、コンテンツ ウィンドウに読み込まれたカスタム BDS レイヤを選択し、次に [変数] メニューからレイヤの変数の 1 つを選択できます。選択した変数がマップ上に表示されます。
  5. [カラー コード マップ] で使用している、選択したレイヤがコンテンツ ウィンドウでオンになっていることを確認してください。
[カラー コード マップ] のレイヤのドロップダウン メニュー

変数: 主題図の変数を選択するドロップダウン メニューです。

  • [フィールド] ウィンドウには、[レイヤ] メニューで選択したレイヤのすべての変数がリストされます。標準の Business Analyst データを使用する際、変数は世帯数や人口などのカテゴリ別にグループ化されます。検索ボックスを使用すると、[フィールド] ウィンドウにリストされているエントリを絞り込んで検索することができます。
  • [使用頻度の高いフィールド] ウィンドウには、[カラー コード マップ] に使用されている変数のうち、最後に選択された変数がリストされます。
  • [最近使用したフィールド] ウィンドウには、[カラー コード マップ] で最近選択された変数がリストされます。

色: 変数の表示に使用される色の組み合わせを選択するドロップダウン メニューです。

  • 各カラー ランプは、ESRI_Optimized.style のエントリを使用します。このスタイルを表示したり、新しいスタイルを追加したりするには、[カスタマイズ] → [スタイル マネージャ] → [ESRI_Optimized.style] → [カラー ランプ] の順にクリックします。
  • [オプション] メニューから、クラス数と分類方法を変更できます。

透過: 選択した変数のポリゴンの透過度を変更するスライダ バーです。

  • レイヤの透過度はデフォルトでは 0 です。透過度はスライダ上に 1 ~ 100 で表示されます。100 は完全に透明(非表示)です。

オプション: [カラー コード マップ] をカスタマイズするその他のオプションを含むメニューです。

  • [%] をクリックすると、統計範囲が自動的にパーセントで表示されます。
注意注意:

パーセント表示は、総人口などのベース変数には使用できません。

  • [#] をクリックすると、統計範囲が総数で表示されます。
  • [分類手法] メニューには、マップのスタイル設定に関するさまざまな統計分類手法が含まれています。[等量]、[等間隔]、[自然分類(Jenks)] が使用できます。
  • [クラス] メニューでは、さまざまなクラス サイズのデータ範囲を表示できます。たとえば、3 つのクラスをクリックして、収入変数を高、中、低の範囲で表示できます。
  • [アウトライン幅] メニューでは、地理的な境界線をさまざまなポイント幅で表示できます。ポイント幅はデフォルトでは 1 です。
  • [アウトライン色] メニューでは、境界線をさまざまなカスタム カラーで表示できます。
  • [シンボルを最初の状態に戻す] を使用すると、[レイヤ] メニューで選択したレイヤを、[カラー コード マップ] を使用して変更する前の状態のデータ範囲、色、設定に戻します。一度に 1 つの選択したレイヤのみ戻すことができます。
ヒントヒント:

主な注意事項として、[カラー コード マップ] は地理レベルに依存した表示縮尺が設定されています。たとえば、ブロック グループは全国レベルでは無効になります。特定のレベルを表示にするには、クリックして拡大する必要があります。

ヒントヒント:

Business Analyst がコンピュータにインストールされている状態で、空の MXD または Business Analyst データが含まれていない MXD が開かれた場合、[カラー コード マップ] は解析用に標準の Business Analyst データ レイヤを自動的にインポートします。標準の Business Analyst データ レイヤが、ArcMap に読み込まれているかどうかにかかわらず、[カラー コード マップ] の [レイヤ] メニューに表示されます。

ヒントヒント:

[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスの [シンボル] タブで、さらに高度なオプションを使用できます。

5/20/2014