グリッドの作成
概要
[グリッドの作成] ツールを使用すると、定義済みの範囲に基づいて均等なサイズのグリッド セルが作成されます。グリッド セルは、現在の表示範囲、分析範囲、または別のレイヤ内のフィーチャの範囲を基準に作成できます。グリッド セルに人口統計データを追加して、データの正規化ビューを表示すると、ホット スポットと対象地域を特定することができます。デフォルトでは、ホット スポットのグリッド領域が鮮明な赤色で表示されます。
入力の前提条件
定義済みの範囲が条件になります。
出力例
この例は、Business Analyst で生成される標準的なグリッド解析出力になります。
- 選択した変数からシンボル表示されたマップにデフォルトの主題レイヤが追加されます。
- 属性テーブルには、各セルに対して選択された変数ごとに一意のセル ID と集計データが格納されています。
- デフォルトでは、変数が自然分類によって 5 つのクラスに分けられてからコンテンツ ウィンドウに追加されます。
グリッド主題レイヤの例を以下に示します。主題レイヤの生成とシンボル表示は、選択した属性に基づいて実行されます。黄色のグリッド セルは選択した属性の最小合計値を示し、赤色のグリッド セルは最大値を示します。
青色の点はレストランのロケーションを表します。この例では、各ロケーションに合計売上高が関連付けられており、それぞれの点が元になる国勢調査地区レイヤに結合されています。これらのグリッド セルは、国勢調査地区レイヤ内で集計されたレストランの売上高でシンボル表示されています。
グリッド属性テーブルの例を以下に示します。この属性テーブルは、上記の主題出力に直接関連しています。青色の枠で囲まれたフィールドはグリッド属性テーブル内で自動的に生成される標準フィールドであり、個別のセル ID を示しています。[A_Area_ID] フィールドの値は、[COLUMN_ID] フィールドと [ROW_ID] フィールドの値を結合して自動的に生成されます。これにより、各セルのラベリングに適したフィールドが生成され、ビンゴ テーブルに似た形になります。[SALES_VOL] フィールドと [NUMBER_EMP] フィールドの値はレストラン ポイント データベースから取得されます。[SALES_VOL] フィールドは主要なシンボル表示の値として使用されます。[2007 Total Population] フィールドはマップ上でシンボル表示されない変数を表していますが、データがセルごとに集計されて属性テーブルに挿入されます。この変数は国勢調査地区レイヤから取得されます。
ArcMap コンテンツ ウィンドウに追加されたグリッド レイヤの例を以下に示します。以下に示されているように、グリッド値はコンテンツ ウィンドウに追加された後、自動的に [自然分類] 分類に挿入されます。[レイヤ プロパティ] でクラスとシンボルを変更することができます。ここでは、グリッド セルのシンボル表示としてレストランの売上額が使用されています。