その他タブ

[その他] タブには、空間参照の自動更新をオン/オフを切り替えることのできるチェックボックスが含まれています。レポートのアイテム、セグメンテーション スタディ、および分析範囲の作成を管理するためのチェックボックスもあります。

Business Analyst のデフォルトのカートグラフィック出力を変更できます。これを行うには、[カスタマイズ] → [スタイル マネージャ] → [Business Analyst.style] の順に選択して参照します。次に、アクティブなフォルダのいずれかを選択して、出力を変更します。たとえば、[カラー ランプ] → [GridsRamp] の順に選択して、グリッドの作成におけるグリッド セルの主題図構成を変更できます。この場合、デフォルトの赤 → 黄の表示方式を青 → 緑に切り替えることができます。

手順:

1. 該当するチェックボックスをオンにして、空間参照のオプションを有効にします。[地図の投影法を自動更新] または [ArcMap の起動時に常に確認] を選択できます。

   Business Analyst の空間参照の投影法は、マップを拡大または移動したときに動的に更新されて変化します。このリアルタイムに変化する方法によって、データ フレームの投影法を変更する必要がなくなります。データ フレームの投影法は、個別に米国州平面座標系または UTM 座標系を使用した場合、変更が必要になることがあります。これは、複数の場所でマップまたは表示領域を作成する場合に役立ちます。

   注意:

   Business Analyst エクステンションをインストールした場合、ArcMap を起動すると警告が表示されます。この警告は、動的な投影法が有効になっており、他の機能を妨げる可能性があることを知らせます。デフォルトでは、Business Analyst の MXD とデータは Web メルカトル（球体補正）座標系で格納されます。

2. セグメンテーション レポートで情報の吹き出しを参照する場合、[レポートで吹き出しを表示する] チェックボックスをオンにします。

   吹き出しとは、矢印付きの円形のことです。この吹き出しは、レポートのコンテンツをそれに関する情報を含むセクションにリンクします。これらは、セグメンテーション レポートの出力の参照に役立ちます。

3. プロジェクト エクスプローラで使用するデフォルトのサマリ レポートを、[プロジェクト エクスプローラ レポート テンプレートを選択] ドロップダウン メニューから選択します。

   レポートを選択したら、プロジェクト エクスプローラ内の商圏を右クリックし、[レポートの作成] を選択して、レポート ウィザードへのアクセスを含む人口統計レポートを簡単に作成できます。

4. [デフォルトのレポートスタイルを選択] ドロップダウン メニューを使用して、デフォルトのレポートを選択します。最新のスタイルと従来のスタイルから選択し、一部のレポートで表示されるユーザ名を追加できます。
5. [単純化されたジオメトリを使用] チェックボックスをオンにすると、分析範囲の作成時のディゾルブ機能の処理速度が速くなり、マップの再描画時間が短くなります。
6. [ArcMap の測地系チェックを有効] チェックボックスをオンにして、ArcMap の測地系チェックを有効にできます。
7. [ネットワーク バリア グループ レイヤを表示] チェックボックスをオンにして、ネットワーク バリア グループ レイヤを表示できます。

   Business Analyst では、ネットワーク バリアを使用できます。たとえば、交通量の多い回避するべき領域を表す境界ファイルを追加してから、到達圏を実行できます。交通量の多い領域は、分析では考慮されません。Business Analyst がインストールされている場合、ネットワーク バリア レイヤが自動的に MXD に追加されます。チェックボックスをオフにすることで、このレイヤを無効にできます。

   単純化されたジオメトリ レイヤと詳細なジオメトリ レイヤを重ね合わせた図を下に示します。

   1. 詳細な境界

   2. 単純化された境界

   Business Analyst のネットワーク バリアを追加するには、プロジェクト エクスプローラで [ネットワーク バリア] を右クリックし、[新規追加] を選択します。レイヤが Business Analyst リポジトリに追加されます。

   コンテンツ ウィンドウ内のレイヤを右クリックして、そのレイヤをバリアにすることもできます。レイヤを右クリックして、[バリアとして Business Analyst に追加] を選択します。レイヤが Business Analyst リポジトリに追加されます。

   ポリゴン バリアの例を下に示します。黄色で示す到達圏は、領域内の道路セグメントを避けています。
8. [OK] をクリックして設定を保存するか、別のタブをクリックしてその他の設定を行います。