マップブック
マップブックは、1 つのマップ ドキュメントから一連のレイアウト ページを作成できる事前定義済みのマップ テンプレートになります。フィーチャ レイヤ(インデックス レイヤ)が、レイヤ内の各インデックス フィーチャに基づいてマップを複数のセクションに分割し、インデックス フィーチャごとに 1 つのページを生成します。マップブックは、複数の地理的範囲または地域にまたがるプレゼンテーション品質のマップを配布するのに最適です。
マップブックには、Python スクリプトを使用してマップ シリーズ レポートをカスタマイズ可能にする方法が示されています。
これは Python と Business Analyst のレポート機能のごく一例にすぎません。通常のマップ シリーズ レポートとは異なり、このスクリプトでは、指定した人口統計レイヤのフィーチャが境界線レイヤのフィーチャと交差する部分も取得されます。たとえば、商圏フィーチャに対して 1 つのマップを作成すると、その商圏フィーチャが交差する最初の市町村フィーチャに対してもう 1 つのマップが作成されます。
用意されている Python スクリプトを編集して、Business Analyst のマップ シリーズ ツールをニーズに合うように機能拡張することができます。
- 境界レイヤ - 主要なマップ シリーズ レポートの作成に使用される境界レイヤを定義します。たとえば、Business Analyst 商圏レイヤを定義すると、商圏フィーチャごとに 1 つのマップが作成されます。
- 境界 ID フィールド - 境界レイヤに一意の ID フィールドを定義します。この ID は、Business Analyst 商圏レイヤを使用している場合の ID にすることができます。
- 境界ヘッダー フィールド - 各レポートでヘッダー テキストとして使用されるフィールドを定義します。たとえば、Business Analyst 商圏レイヤ用の [商圏の説明] フィールドを使用できます。
- 人口統計レイヤ - 境界レイヤと交差するレイヤを定義します。境界レイヤと交差する最初のフィーチャは、マップ シリーズ レポートの別のページで範囲として使用されます。たとえば、商圏フィーチャに対して 1 つのマップを作成すると、その商圏フィーチャが交差する最初の市町村フィーチャに対してもう 1 つのマップが作成されます。
- レポート テンプレート - レポートの作成に使用される Business Analyst レポート テンプレートを定義します。デフォルトでは、標準の横向きレポート テンプレートになります。
- 出力フォルダ - マップ シリーズ レポートとその関連ファイルが作成される出力フォルダ パスを指定します。
5/20/2014