単一レイヤのレポート作成の実行
Business Analyst には、標準の人口統計レポートのテンプレートが多数あります。これらのレポートの詳細については、付録をご参照ください。すべてのカテゴリを含む全般的なレポートも作成できます。[レポート] ウィザードでは、サマリ データを使用して標準レポートを作成します。
到達圏、ボロノイ分割商圏、または独自に作成した商圏などの境界を持つマップのレイヤを選択します。レイヤの境界内にある人口統計がレポート内で集計されます。たとえば、境界を持つレイヤとしてリング商圏を使用して人口レポートを作成した場合、レポートでは、レイヤ内のリングごとに人口データが集計されます。
1 つのレイヤの特定の境界にのみ基づいてレポートを作成することもできます。たとえば、境界を持つレイヤとしてリング商圏を使用してレポートを作成したいが、これらのリング商圏のうちの 1 つか 2 つのみを対象にしたいという場合です。
また、異なるレイヤの複数エリアでレポート作成をすべて同時に実行することもできます。たとえば、1 マイルのリング商圏からなるレイヤと 10 分の到達圏を含む別のレイヤがあるとします。この場合、両方の商圏を同時に読み込むことができます。
- ArcMap で、レポートの作成に使用するマップを開きます。
- [Business Analyst] メニューをクリックして、[レポート] をクリックします。
- 単一エリアのレポート作成、複数エリアのレポート作成、ポイントベースおよびランキングベースのレポート作成を実行するオプションが表示されます。
- [サマリ レポートを実行] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
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レポート作成の実行の対象となる境界レイヤを選択します。
注意:
Business Analyst 商圏ウィザード以外で作成された境界レイヤを読み込むと、[ID を選択] オプションのみが表示されます。
- Business Analyst 以外で作成された商圏のレポート作成を実行する場合は、レイヤ ID を選択します。店舗 ID フィールドとリング ID フィールドを定義する必要もあります。必要に応じて、店舗名フィールドを選択します。
- [次へ] をクリックします。
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レポートのデータの集計方法を選択します。次のいずれかを選択できます。
- フィーチャごとに集計
- レイヤ全体を集計
- 各フィーチャとレイヤ全体を集計
たとえば、3 つの異なるリング商圏の人口レポート作成を実行し、[フィーチャごとに集計] オプションを選択した場合、レポートでは、独立したページに個別のリング商圏の人口が表示されます。[レイヤ全体を集計] オプションを選択すると、1 つのレポートに、3 つのリング商圏の人口がまとめて表示されます。
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作成を実行する人口統計レポートを選択します。1 つまたは複数のレポートを選択できます。中央のボタンをクリックして、テンプレートを参照します。[次へ] または [オプション] をクリックします。
[オプション] をクリックして、レポートを集計する区画、レポートのエクスポート先、エクスポートされたテーブルのデータが必要な場合の形式を変更します。これらのオプションは、永続的に保存することも、今回限りの使用にすることもできます。
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最終的なレポートの表示に使用するオプションのすべてまたは 1 つを選択します。
- [レポートをスクリーンに表示] により、最終的に表示されるレポートが開きます。
- [オプション] ボタンから [レポートをファイルにエクスポート] を実行すると、指定した出力にレポートがエクスポートされます。
- [レポートを印刷] を実行すると、指定したプリンタにレポートが送信されます。
- [単一のレポート ファイルを作成] を実行すると、同じ分析の複数レポートが 1 つのレポートにまとめられます。
レポートでこのオプションがサポートされる場合のマップ イメージの挿入と、分析レイヤへのレポート データの追加もできます。
- [このタスクを処理待ちのバッチとする] をクリックして、後で実行できるようこの分析を保存し、バッチ名を付けます。
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[完了] をクリックします。
レポートを 1 つのファイルにまとめる - [レポート] ダイアログ ボックスを完了する前に、[単一のレポート ファイルを作成] を選択できます。この機能は、同じ分析に対して 2 つ以上のレポートを作成したいが、ファイルは複数にしたくない場合に便利です。複数のレポートが 1 つのファイルにまとめられて出力します。