チャートからのターゲット グループの作成

概要

ターゲット グループを作成する方法として、顧客の構成比、占有率、およびインデックスに基づいてセグメントをプロットしたチャートを使用できます。これらの 3 つのチャート オプションにより、顧客プロファイルのデータを簡単に解釈して、ターゲット グループに追加する適切なセグメントを選択することができます。Business Analyst の [プロファイルの作成] を使用して作成したターゲット プロファイルに基づいて、Core、Developmental、および Niche ターゲット グループを識別する場合は、このオプションを使用します。

ターゲット プロファイルに加え、各セグメントのインデックスを計算するための参照プロファイルも必要になります。ほとんどの場合、すべての顧客に接する地理的エリアを参照プロファイルとして選択すべきです。米国全体が顧客の対象である場合は、顧客プロファイルのベースとして米国を選択するのが最も適切です。調査プロファイルはすべて全国を対象にしているため、調査プロファイルでも米国ベースが使用されます。セグメントのインデックスは、顧客プロファイルにおけるセグメントの構成比を参照プロファイルにおけるセグメントの構成比で除算した値に、100 を乗算して計算されます。セグメントの顧客プロファイルの構成比は、そのセグメントの参照プロファイルの構成比と正確に同じであるため、インデックスの平均値は 100 になります。インデックスが 250 のセグメントは、そのセグメントの顧客が顧客プロファイルに含まれる見込みが、参照プロファイルと比べて 2.5 倍であることを意味しています。インデックスが平均を超えているセグメントのパフォーマンスは、顧客の母集団をベースにした予想よりも良好になります。

入力の前提条件

ターゲット プロファイルと参照プロファイルが必要です。

ターゲット グループの作成に使用できる 3 つのチャート オプションがあります。

プロファイル バー チャート

1 つ目のチャート タイプは、プロファイル バー チャート(以前の、プロファイル比較バー チャート)です。プロファイル バー チャートでは、66 のタペストリ セグメントのすべてがバーとしてチャートに表示されます。それぞれのバーの長さは、各セグメントの顧客プロファイル インデックスの値に基づいて変化します。また、バーの幅は、各セグメントでの顧客プロファイルの構成比または占有率に基づいて変化させることができます。インデックスの平均値は 100 であるため、バー チャートの中央は常に 100 に設定されます。インデックスが 100 より大きいセグメントは、バー チャートの中心より右側に、100 より小さいセグメントは左側に表示されます。中央より右にあるセグメントを選択する場合は、バーが長く太いほど、そのセグメントのインデックス値が大きく、構成比または市場占有率が高いことを意味します。

手順:
  1. 新規ターゲット グループ ボタンをクリックして、ターゲット グループに新規サブグループを作成します。
  2. 新規サブグループには、Core、Development、または Niche のいずれかを選択できます。
  3. 次の画像の青い囲みで示したバーを選択します。
  4. 右矢印をクリックして、これらをサブグループに移動します。
    バー チャート
  5. [プロパティ] をクリックして、このチャートのその他のオプションを表示します。セグメントに含まれる人数または世帯数をプロファイル全体に対する比率として示す場合は、[構成比] ラジオ ボタンをクリックします。1 つのプロファイル内でタペストリ セグメントの構成比を合計すると 100% になります。ターゲット プロファイルのセグメントに含まれる人数または世帯数を、参照プロファイルのセグメントに含まれる人数または世帯数と比較する場合は、[占有率] ラジオ ボタンをクリックします。
    バー チャートのプロパティ

ゲーム プラン チャート

2 つ目のチャート タイプは、4 象限(ゲーム プラン)チャートです。ゲーム プラン チャートでは、66 のタペストリ セグメントのすべてが X、Y 座標のチャートにポイントとして表示されます。Y 軸は各セグメントのインデックスを表し、X 軸はセグメントの構成比を表します。このチャートは象限に分割されており、そのデフォルトの中心線の値はチャート内の値に基づいて自動的に設定されます。このチャートの中心線の値を手動で調整することにより、チャート上の 4 つの象限のどれにどのセグメントを入れるかを調整できます。このチャートを使用すると、分類されたチャートの象限に基づいて、Core、Developmental、および Niche 顧客を簡単に識別および選択できます。

手順:
  1. 新規ターゲット グループ ボタンをクリックして、ターゲット グループに新規サブグループを作成します。
  2. 新規サブグループには、Core、Development、または Niche のいずれかを選択できます。
  3. 次の画像の青い囲みで示したポイントを選択します。
  4. 右矢印をクリックして、これらをサブグループに移動します。
    ゲーム プラン チャート
  5. [プロパティ] をクリックして、このチャートのその他のオプションを表示します。セグメントに含まれる人数または世帯数をプロファイル全体に対する比率として示す場合は、['インデックス' と '% 構成比'] ラジオ ボタンをクリックします。1 つのプロファイル内でタペストリ セグメントの構成比を合計すると 100% になります。各セグメントの合計をプロファイル全体の合計に対する比率として示す場合は、['インデックス' と '% 数値情報の構成比'] ラジオ ボタンをクリックします。各セグメントの平均値をプロファイル全体の平均値と比較して示す場合は、['数値情報のインデックス' と '% 数値情報の構成比'] ラジオ ボタンをクリックします。
    ゲーム プラン チャートのプロパティ

マルチプロファイル バー チャート

最後のチャート タイプは、マルチプロファイル バー チャート(以前の、トレンドライン チャート)です。マルチプロファイル バー チャートはプロファイル バー チャートとほぼ同じですが、最大 4 つの追加プロファイルのトレンドラインをバー チャートに重ねて表示できます。ターゲット グループに追加するセグメントを決定するために複数のプロファイルを選択している場合は、このオプションを使用します。

次の画像では、プロファイル 1 が「HH has cable TV available in neighborhood(近隣に利用可能なケーブル TV がある世帯)」、プロファイル 2 が「San Diego County (HH)(サンディエゴ郡(世帯))」です。プロファイルはアルファベット順に表示されます。

マルチプロファイル バー チャートの設定

手順:
  1. 新規ターゲット グループ ボタンをクリックして、ターゲット グループに新規サブグループを作成します。
  2. 新規サブグループには、Core、Development、または Niche のいずれかを選択できます。
  3. 次の画像の青い囲みで示したポイントを選択します。
  4. 右矢印をクリックして、これらをサブグループに移動します。
  5. [トレンドラインを表示] ボタンをクリックして、前のページで選択した各ターゲット プロファイルのラインを表示します。
    マルチプロファイル バー チャート
    バーとして表示する選択中のプロファイルと、トレンドラインとして表示するその他のプロファイルを変更するには、[プロパティ] ボタンをクリックします。プロパティのダイアログ ボックスでは、このチャートのその他のオプションも表示できます。

    [カラーと表示] タブの [カラー オプション] セクションでは、バーとトレンドラインのデフォルトのカラーを変更できます。[選択中のプロファイル] セクションには、マルチプロファイル バー チャートにバーとして表示されるプロファイルが示されます。[トレンドラインの表示] セクションのチェックボックスをクリックして、前のウィンドウで選択したプロファイルのトレンドラインを表示するかどうかを設定します。

マルチプロファイル バー チャートのプロパティ

チャートのオプション

3 つのチャートでは、マウスを右クリックして目的のオプションを選択することで、さまざまなオプションを使用できます。プロファイル バー チャートとマルチプロファイル バー チャートは、インデックス、構成比、前の画面で選択したターゲット グループに基づくグループ ID、およびセグメント ID を基準に並べ替えることができます。これらの 2 つのチャートでは、凡例を追加して配置することもできます。4 象限(ゲーム プラン)チャートでは、[並べ替え] と [凡例] のオプションは使用できませんが、[軸の位置のリセット] オプションを使用して軸の値をデフォルトの値に戻すことができます。

3 つのチャートのプロパティ(表示色やラベルなど)は、対象のチャートを右クリックして [プロパティ] をクリックすることで設定できます。3 つのチャートで各ターゲット グループを識別するために使用されている色をリセットするには、TargetID をダブルクリックして、パレットから基本色を選択するか、カスタム カラーを作成します。カスタム色を作成するには、[カスタム色の定義] をクリックします。カラー スペクトル ボックスでマウスをクリックし、右側のスライダ セクションをクリックして明暗を設定することで、カスタム色を作成できます。作成した色は [色 | 単色] ボックスに表示され、[カスタム色に追加] をクリックして [カスタム色] に追加できます。

[その他] タブでは、4 象限(ゲーム プラン)チャートの象限ラベルを定義できます。また、バー チャートにセグメント ラベルを表示するかどうかを選択したり、マルチプロファイル バー チャートのトレンドラインの幅を変更したりできます。変更できるオプションは、変更対象のチャートに適用されるオプションのみです。

[スケーリング] タブで、バー チャートのバーの幅のスケーリングを調整できます。[構成比] または [占有率] を選択するか、スケーリングを完全に削除できます(この場合は、すべてのバーが同じ幅で表示されます)。

ターゲット グループの作成の詳細

5/20/2014