ArcGIS 単独使用ライセンス製品と機能の認証

複雑性: 初級 データ要件: ArcGIS Tutorial Data for Desktop

ArcGIS 10.1、ArcGIS 10.2 または ArcGIS 10.2.1 から ArcGIS 10.2.2 にアップグレードした後、ArcGIS 10.1 ～ 10.2 ライセンスの認証を解除していない場合、ライセンスを認証またはアップグレードする必要はありません。ArcGIS 10.2.2 のインストール時、ソフトウェアは、認証またはアップグレードしなくてもそのまま動作します。

ArcGIS 10 から ArcGIS 10.2.2 にアップグレードした後、ArcGIS 10.0 ライセンスの認証を解除していない場合、インターネットに接続していれば、ライセンスのアップグレードを求めるメッセージが ArcGIS 10.2.2 for Desktop によって自動的に表示されるため、以下に説明されている通常の認証プロセスを実行する必要はありません。次の手順に従って、ライセンスのアップグレードを実行します。ArcGIS for Engine 10.2.2 の場合、手動で ArcGIS Administrator を起動します。

新たなインストールにおいて通常の認証プロセスを完了するには、製品認証情報が記載された Esri カスタマ サービスから受け取ったメールが必要です。

1. ArcGIS Administrator を使用して、適切な製品のフォルダ（Desktop または Engine）をクリックします。
2. 単独使用ライセンス製品を選択します。
3. [今すぐ認証] をクリックして、ソフトウェア認証ウィザードを起動します。
4. [ソフトウェアをインストール済みで、認証する必要がある。]（デフォルト）を選択して、[次へ] をクリックします。
5. インターネットに接続できる場合は、[インターネットを使用して今すぐ Esri で認証] を選択して、[次へ] をクリックします。

   インターネットに接続できない場合は、[Esri の Web サイトで認証するか、電子メールで認証ファイルを受信。] を選択します。プロビジョニング ファイルがある場合は、[認証ファイルを Esri から取得済みで、認証プロセスを完了できる。] オプションを選択します。プロビジョニング ファイル（Esri カスタマ サービス サイトから入手できます）を使用すると、手順 6 から 8 の個人情報と認証コードが事前に入力されます。

6. 個人情報を入力して、[次へ] をクリックします。
7. コア製品の認証番号（ESUxxxxxxxxx など）を入力して、[次へ] をクリックします。認証番号は、Esri カスタマ サービスから電子メールで通知されます。
8. 使用するエクステンションを認証する場合は、[1 つ以上のエクステンションを認証するための認証番号があります。] を選択します。認証番号を入力します。

   メイン エクステンション パネルに表示されていないエクステンション（Workflow Manager など）を認証する場合は、[その他のエクステンション] をクリックし、エクステンションの名前および Esri カスタマ サービスから受け取った電子メールに記載された認証番号を入力して、[OK] をクリックします。

9. [次へ] をクリックします。認証番号を入力していない機能のトライアル版を利用することができます。
10. [次へ] をクリックします。ソフトウェア認証ウィザードに入力した情報が、Esri カスタマ サービスに送信されます。情報の検証後にライセンスが生成され、ユーザのコンピュータに送信されます。

[ソフトウェア認証ウィザード]（手順 5）の 2 番目のパネルで、Web サイトまたは電子メールによる認証を選択した場合は、生成されたテキスト ファイルを保存して、そのファイルを Esri の Web サイトにアップロードするか、電子メールで [e-mail] に送信します。認証応答ファイル（*.respc）を受信したら、[認証ファイルを Esri から取得済みで、認証プロセスを完了できる。] オプションを選択して、手順 3 と手順 4 を繰り返します。認証応答ファイルを選択し、[次へ] を押して、ソフトウェア認証を完了します。

サイレント認証を実行するには、コマンド ラインから次のコマンドを使って Esri カスタマ サービス サイトから作成したプロビジョニング ファイルを使用する必要があります。

softwareauthorization.exe -s -lif <*.prvc ファイルのパス>

ライセンスのアップグレード（バージョン 10.0 から 10.2.2）

注意:

ArcGIS 10.2.2 for Desktop は、バージョン 10.1 ～ 10.2 のライセンスを使用します。ArcGIS 10.1、ArcGIS 10.2、または ArcGIS 10.2.1 から移行している場合は、ライセンスをアップグレードする必要はありません。

ArcGIS 10.1 では自動ライセンス アップグレード機能が導入され、ライセンス アップグレード プロセスが大幅に簡素化されました。組織によって最新の状態にメンテナンスされている場合、コンピュータ上でライセンスを再認証することなく、10.0 から 10.2.2 にライセンスを自動的にアップグレードできます。以前のライセンスを認証解除してから最新バージョンを認証する代わりに、ワンステップ アップグレード オプションを使用して既存の 10.0 ライセンスを 10.2.2 に移行できます。

1. 既存のライセンスを認証解除せずに ArcGIS for Desktop 10 をアンインストールします。
2. ArcGIS 10.2.2 for Desktop をインストールします。
3. ArcGIS 10.2.2 for Desktop のインストールが完了した後、10.0 ライセンスがすでに存在する場合は、ライセンスをアップグレードするように求めるメッセージが自動的に表示されます。手順に従って、アップグレード プロセスを完了します。

認証の終了

コンピュータから単独使用ライセンスを削除する場合、[サポート操作] をクリックして、[認証解除] をクリックします。手順に従って、コア製品と選択したエクステンションをコンピュータから削除します。

コンピュータからすべてのライセンスをサイレントに削除するには、次のコマンドを使用します。

softwareauthorization.exe -s -return ESUxxxxxxxxxx,ESUxxxxxxxxx

コンピュータから、選択したライセンスをサイレントに削除するには、削除する製品の ESU 番号を指定する必要があります。次のコマンドを使用します。

softwareauthorization.exe -s -return all