タイル パッケージを使用した、ホストされたタイル マップ サービスの公開

サブスクリプション:

ホストされたサービスの公開には、ArcGIS Online の組織に属しているアカウントが必要です。詳細については、「基本操作」をご参照ください。

ArcGIS for Desktop では、マップ ドキュメントのタイルを作成し、それを簡単に転送できるタイル パッケージ（*.tpk）ファイルで保存できます。タイル パッケージを ArcGIS Online 上で共有し、ホストタイル マップ サービスとして公開できます。このワークフローでは、ArcGIS Online のクレジットを消費せず、自分のコンピュータの処理能力を使用してタイルを作成することができます。

タイル パッケージを使用して、ホストされたタイル マップ サービスを公開するには、次の手順に従います。

手順:

1. ArcMap でマップを開き、WGS 1984 Web メルカトル（球体補正）座標系が使用されていることを確認します。
2. [カスタマイズ] → [ArcMap オプション] → [共有]の順にクリックし、[ArcGIS Runtime ツールの有効化] がオンになっていることを確認します。

   これにより、次の手順で使用するメニュー オプションが有効になります。

3. ArcMap で、[ファイル] → [共有] → [タイル パッケージ] の順にクリックします。
4. 次の手順で、すべての設定を行います。他の設定も必要に応じて行います。
   1. [タイル パッケージ] タブで、[パッケージを自分の ArcGIS Online アカウントにアップロード] を選択します。
   2. [タイル フォーマット] タブで、[ArcGIS Online / Bing Maps / Google マップ] を [タイル スキーマ] として選択します。
   3. [アイテム説明] タブで、必要に応じてアイテムをマークします。
   4. [共有] タブで、お使いの ArcGIS Online アカウントの接続情報が正しいことを確認します。
5. [共有] をクリックします。

   タイル パッケージを作成する前にマップを保存するよう求められる場合があります。

   特に縮尺の大きなマップが含まれている場合は、タイル パッケージの生成に時間がかかる場合があります。

6. タイル パッケージの生成が終わったら、ArcGIS.com の組織向けアカウントにログインし、[マイ コンテンツ] をクリックします。
7. タイル パッケージをクリックし、アイテムの詳細ページを表示します。
8. [公開] をクリックします。
9. タイトルとタグを入力し、[公開] をクリックします。

タイルは解凍され、サービスとしてホストされます。これで、[マイ コンテンツ] ページでサービスを表示できるようになりました。

サービスが実行されていることを確認したら、保存にクレジットを消費しないよう、元のタイル パッケージを削除することもできます。

ヒント:

大きなタイル パッケージを作成および共有するには、上記のワークフローを使用せず、[タイル キャッシュ] ツールセットを使用することをお勧めします。これらのツールでは、複数のプロセシング コアを活用できます。次の順で、ツールを実行します。

1. [タイル キャッシュのタイル スキーマの生成（Generate Tile Cache Tiling Scheme）] ツールを使用して、タイル グリッドと画像形式を定義します。
2. [タイル キャッシュの管理（Manage Tile Cache）] ツールを使用して、タイルを作成します。
3. [タイル キャッシュのエクスポート（Export Tile Cache）] ツールを使用して、タイル パッケージを作成します。
4. [パッケージの共有（Share Package）] ツール（[パッケージ] ツールセット内）を使用して、タイルを ArcGIS Online 上にアップロードします。