URL パラメータの使用

ArcGIS.com マップ ビューアで作成された Web マップには、ベースマップ、データ レイヤ、範囲、凡例、およびナビゲーション ツール(ズーム、画面移動、地名検索、ブックマークなど)が含まれます。また、多くの Web マップには、衛星画像と道路のようなマップの切り替えが可能なベースマップ ギャラリーなどの対話的要素と、計測ツール、ポップアップ ウィンドウ(特定のフィーチャに関する属性を表示する)、および時系列データの再生用ボタンも含まれます。

また、ArcGIS.com マップ ビューアで Web マップを作成する代わりに、直接 URL パラメータを使用して Web マップを作成することもできます。URL パラメータを使用して、ベースマップ、操作レイヤ、範囲など、マップのコンテンツを定義できます。

たとえば、英国内の陸上の風力発電地帯を示す Web マップを URL パラメータを使って作成する例を次に示します。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?basemapUrl=http%3A%2F%2Fservices.arcgisonline.com%2FArcGIS%2Frest%2Fservices%2FOcean_Basemap%2FMapServer&url=http%3A%2F%2Fservices.arcgis.com%2FWQ9KVmV6xGGMnCiQ%2Farcgis%2Frest%2Fservices%2FOnshore_Windfarms%2FFeatureServer&extent=-24.3161%2C45.2274%2C18.0911%2C63.5381

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

注意注意:

すべてのクエリ パラメータがエンコードされる必要があります。URL エンコーディングによって、有効な文字が ArcGIS Online に送信されることが保証されます。 エンコーディングでは、無効な文字が、% およびそれらの文字の 16 進数表記に置き換えられます。

次に、エンコードされていない URL パラメータの例を示します。

basemapUrl=http://services.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services/Ocean_Basemap/MapServer

次に、エンコードされた当該パラメータを示します。

basemapUrl=http%3A%2F%2Fservices.arcgisonline.com%2FArcGIS%2Frest%2Fservices%2FOcean_Basemap%2FMapServer

パラメータ内のパラメータもエンコードされる必要があります。たとえば、次のようになります。

urls=http%3A%2F%2Fmaps.ngdc.noaa.gov%2Frest%2Fservices%2Fweb_mercator%2Ftrackline_gravity%2FMapServer%2Chttp%3A%2F%2Fmaps.ngdc.noaa.gov%2Frest%2Fservices%2Fweb_mercator%2Fhazards%2FMapServer%3Flayers%3Dshow%3A5%2C6%2C12
Web には、エンコードされた URL を生成するための無料のサイトおよびツールが多数存在します。たとえば、Albion Research Ltd. には URLEncode and URLDecode Page があります。読みやすさに配慮して、このトピックで以降に示す例はエンコードされていません。エンコードされた URL を Web ブラウザに表示するには、例の後に示される [ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示] リンクをクリックしてください。

URL は常に次のコードで始まります。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?

URL にはまた、次に示す 1 つ以上のクエリ パラメータも含まれます。

複数のパラメータを含めるには、アンパサンド(&)を使ってパラメータを区切ります。

たとえば、次のようになります。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?center=20,45&level=4

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

ビューアで使用されるベースマップを定義します。

basemapUrl= をマップ サービスに設定します。ベースマップが定義されない場合、デフォルト ベースマップは World Topographic ベースマップになります。たとえば、次のようになります。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?
     basemapUrl=http://services.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services/World_Physical_Map/MapServer

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

ベースマップとともに参照レイヤを含めます。このサービスは、basemapUrl に追加して使用する必要があります。

basemapReferenceUrl= をサービスに設定します。たとえば、次のようになります。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?
basemapUrl=http://services.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services/World_Imagery/MapServer
&basemapReferenceUrl=http://services.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services/Reference/World_Boundaries_and_Places/MapServer

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

ベースマップにオーバーレイする操作レイヤを定義します。

webmap=url=、または urls= を使用します。

webmap= パラメータは、保存された Web マップのアイテム ID を受け入れます。たとえば、次のようになります。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?webmap=2def3f0c7be74f05af33ac87b8d03ef2

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

url= パラメータは単一のサービス URL を受け入れます。たとえば、次のようになります。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?
     url=http://services.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services/Demographics/USA_Population_Density/MapServer

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

urls= を使用して 1 つ以上のサービスを含めます。サービスはカンマで区切ります。マップ範囲は、リスト内の最後のサービスまたは読み込みに最も時間がかかったサービスに基づきます。特定の範囲にズームするには、extent= パラメータを含めます。たとえば、次のようになります。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?urls=http://maps.ngdc.noaa.gov/rest/services/web_mercator/trackline_gravity/MapServer,http://maps.ngdc.noaa.gov/rest/services/web_mercator/hazards/MapServer?layers=show:5,6,12&extent=5,45,10,50

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

特定の場所にマップの中央を配置します。

地理座標(x,y)または投影座標(x,y,WKID)を使って center= を設定します。

次に、地理座標の例を示します。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?center=20,45

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

次に、投影座標の例を示します。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?center=500000,5500000,102100

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

マップ ビューアの縮尺レベルを定義します。

center パラメータと level= を使用します。level パラメータは、REST サービス エンドポイントに示されているキャッシュ スケールのレベル ID を受け入れます。キャッシュ スケール レベルは、マップ サービスの REST エンドポイント上の情報を使用して特定できます。解像度は縮尺と反比例の関係にあります。

注意注意:

webmap または find パラメータを使用するとき、縮尺は自動的に設定されます。level は無視されます。webmap パラメータを使用する場合、マップの全範囲に自動的にズームします。find パラメータを使用する場合、見つかった位置の最適な範囲に自動的にズームします。

次に、地理座標の例を示します。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?center=20,45&level=4

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

次に、投影座標の例を示します。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?center=500000,5500000,102100&level=4

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

マップの範囲を定義します。

マップの範囲の定義には extent= を使用します。extent パラメータは MinX,MinY,MaxX,MaxY の形式の地理座標(GCS)または MinX,MinY,MaxX,MaxY,WKID の形式の投影座標(PCS)を受け入れます。

次に、地理座標の例を示します。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?extent=-117.20,34.055,-117.19,34.06

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

次に、投影座標の例を示します。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?extent=-13079253.954115,3959110.38566837,-12918205.318785,4086639.70193162,102113

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

マップ内でのレイヤの表示を設定します。

layers=show: を使用します。たとえば、次のようになります。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?url=http://sampleserver3.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services/BloomfieldHillsMichigan/Parcels/MapServer?layers=show:1,2

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

マップを開くのに使用される場所を検索します。マップでは、最も近い一致結果に自動的にズームし、吹出しマーカーが追加されます。

find= を使用します。find パラメータは、1 行の住所、住所の一部(都市名や国名だけなど)、場所名、および緯度経度の座標を受け入れます。たとえば、次のようになります。

http://www.arcgis.com/home/webmap/viewer.html?find=380 new york st,redlands,ca

ArcGIS.com マップ ビューアでこの例を表示

4/12/2013