ArcGIS Spatial Data Server for the Java Platform での REST 管理ビューからのデータ ソース マッピング
データ ソースを設定し、Web アプリケーションを導入した後、クライアント アプリケーション(ArcGIS for Desktop など)が設定済みデータ ソースと通信する方法を提供する必要があります。これを行うには、次の情報を含むデータ ソース マッピングを作成します。
サーバ名 | サーバの名前 |
データベース名 | データベースの名前 |
ユーザ名 | データベース ユーザの名前 |
データ ソース名 | 設定済みデータ ソースの名前 |
ArcGIS for Desktop からフィーチャ サービスを公開する前に、Spatial Data Server の REST 管理ビューから、このデータ ソース マッピングを作成することができます。
REST 管理ビューからは、データ ソース マッピングの作成の他に、データ ソース マッピングの検証と削除、およびデータ ソース マッピングのリストの取得を行うことができます。
ArcGIS Spatial Data Server の REST 管理エンド ポイントの URL は、次のパターンに従います。
http://<server>:<port>/<webapp-context>/admin/datasources/<admin function>
各要素は次のとおりです。
- <server> は、Spatial Data Server がインストールされているコンピュータです。
- <port> は、アプリケーション サーバまたは Web サーバが通信に使用するポート番号です。
- <webapp-context> は、アプリケーション名コンテキスト ルートです。
- <admin function> は、実行する特定の呼び出しです。
たとえば、ポート 50000 経由で通信する strata という名前のサーバで、デフォルトのアプリケーション名コンテキスト ルート(arcgis)を使用してデータ ソース マッピングを作成する場合、URL は次のようになります。
http://strata:50000/arcgis/admin/datasources/createDatasourceMapping
このパターンは、このトピックで説明するすべてのデータ ソース マッピング REST 管理機能に使用されています。応答形式として HTML または JSON を選択することができます。
データ ソース マッピングの作成
ArcGIS for Desktop で使用されるデータベース接続から、設定済みのデータ ソース名へのマッピングを作成するには、createDatasourceMapping を使用します。
http://<server>:<port>/<webapp-context>/admin/datasources/createDatasourceMapping に移動します。<server>、<port>、および <webapp-context>、は、サイトに応じた情報に置き換えます。
ここでは、次の情報を入力します。
パラメータ | 説明 | 必須 |
---|---|---|
Server Name | データベース管理システムがインストールされているサーバの名前を示す文字列 これは、設定済みのデータ ソースに指定したサーバと同じである必要があります。 | はい |
Database Name | データベースを示す文字列 Oracle の場合は、Oracle インスタンスの名前を指定します。DB2 の場合は、データベース名またはエイリアスを指定します。PostgreSQL の場合は、データベース名を指定します。 これは、設定済みのデータ ソースに指定したデータベースと同じである必要があります。 | はい |
User Name | このデータ ソースが参照するデータベース アカウントへの接続に必要なユーザ名を示す文字列 これは、設定済みのデータ ソースに指定したユーザと同じである必要があります。 | はい |
Datasource Name | 事前に設定されているデータ ソースを示す文字列 | はい |
応答が返される形式(HTML または JSON)を選択することができます。
JSON 応答形式
Success: {"success" : true} Failure: { "success": false, "error": {"description": "error description" }
データ ソース マッピングの削除
既存のデータ ソース マッピングを削除するには、deleteDatasourceMapping を使用します。
http://<server>:<port>/<webapp-context>/admin/datasources/deleteDatasourceMapping に移動します。<server>、<port>、および <webapp-context>、は、サイトに応じた情報に置き換えます。
ここでは、次の情報を入力します。
パラメータ | 説明 | 必須 |
---|---|---|
Server Name | データベース管理システムがインストールされているサーバの名前を示す文字列 | はい |
Database Name | データベースを示す文字列 Oracle の場合、これは Oracle インスタンス名です。DB2 の場合、これはデータベース名またはエイリアスです。PostgreSQL の場合、これはデータベース名です。 | はい |
User Name | このデータ ソースが参照するデータベース アカウントへの接続に必要なユーザ名を示す文字列 | はい |
応答が返される形式(HTML または JSON)を選択することができます。
JSON 応答形式
Success: {"success" : true} Failure: { "success": false, "error": {"description": "error description" }
データ ソース マッピングの検証
所定の接続属性を持つデータ ソースが createDatasourceMapping の呼び出しで正常に作成されたことを確認するには、validateDatasourceMapping を使用します。
http://<server>:<port>/<webapp-context>/admin/datasources/validateDatasourceMapping に移動します。<server>、<port>、および <webapp-context>、は、サイトに応じた情報に置き換えます。
パラメータ | 説明 | 必須 |
---|---|---|
Server Name | データベース管理システムがインストールされているサーバの名前を示す文字列 | はい |
Database Name | データベースを示す文字列 Oracle の場合、これは Oracle インスタンス名です。DB2 の場合、これはデータベース名またはエイリアスです。PostgreSQL の場合、これはデータベース名です。 | はい |
User Name | このデータ ソースが参照するデータベース アカウントへの接続に必要なユーザ名を示す文字列 | はい |
応答が返される形式(HTML または JSON)を選択することができます。
JSON 応答形式
{"datasourceName" : "<datasourceName>"}
データ ソース マッピングの一覧表示
そのアプリケーション名コンテキスト ルートの指定したサーバおよびポートで使用できるすべてのデータ ソース マッピングのリストを取得するには、listDatasourceMappings を使用します。
http://<server>:<port>/<webapp-context>/admin/datasources/listDatasourceMappings に移動します。<server>、<port>、および <webapp-context>、は、サイトに応じた情報に置き換えます。
接続属性とデータ ソース名のリストを含むテーブルでは、デフォルトの応答は HTML です。デフォルトの HTML 応答から JSON を選択することができます。
JSON 応答形式
{ "serverName1:databaseName1:userName1": "<datasourceName1>", "serverName2:databaseName2:userName2": "<datasourceName2>", . . . }