クルドサックの作成
クルドサックの作成
クルドサック ラインの作成方法はいくつかあります。クルドサックとは、袋小路または円形の車回しのために広がっている路地のことです。
ArcGIS for Desktop Standard または ArcGIS for Desktop Advanced のライセンスを所有していて、測量図や COGO 属性を持つデータなど、正確な計測値を使用している場合は、[COGO] ツールバーの [クルドサック] コマンドを使用して、フィーチャを作成します。
または、通常の編集ツールを切り替えながら、クルドサック シェープを構築することもできます。たとえば、直線の線分を描画し、円弧を作成できるツールに切り替えた後、再び切り替えて残りの直線を作成することができます。
COGO ツールを使用したクルドサックの作成(ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced)
[COGO] ツールバーの [クルドサック] コマンドは、道路のセンターラインに対称または非対称のクルドサックを作成します。クルドサックとは、袋小路または円形の車回しのために広がっている路地のことです。
クルドサックは、入力値に応じて、2 つまたは 3 つの円形ライン フィーチャで構成されます。メイン円形フィーチャは、選択されたセンターラインの終点を中心とし、指定された半径を持ちます。他の 2 つのマイナー円形フィーチャ(リターンまたはリバース カーブと呼ばれます)は、メイン円形フィーチャと、センターラインに平行するラインとの交差点に作成されます。これらのフィレット曲線は、指定された(リターン)半径を持ちます。
クルドサックは、直線または曲線のセンターラインから作成することができます。クルドサックのメイン フィーチャは、センターラインの終点から 90°のオフセットで設計されることがあります。これは非対称クルドサックです。
- [エディタ] ツールバーで [編集] ツール をクリックします。
- センターラインとして使用するラインをクリックします。この場合は、単一の連続したシェープを形成するラインを選択する必要があります。つまり、複数のライン、またはギャップや切断部分のあるマルチパート フィーチャを使用することはできません。
- [COGO] ツールバーの [クルドサック] をクリックします。
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新しいフィーチャの作成先を選択します。
- マップ内にレイヤ用のフィーチャ テンプレートが存在する場合は、[テンプレート] ボタンをクリックして、新しいフィーチャの作成に使用するテンプレートをクリックします。テンプレートのプレビューをダブルクリックして、別のテンプレートを選択することもできます。
- フィーチャ テンプレートがない場合は、フィーチャを作成するレイヤをクリックします。
- クルドサック フィーチャを最初の頂点に追加したい場合は [ラインの始点] をクリックします。クルドサック フィーチャを最後の頂点に追加したい場合は [ラインの終点] をクリックします。
- 非対称クルドサックを作成したい場合は、[オフセットしたクルドサックを作成] をオンにします。
- 半径、リターン半径、道路幅の値を入力します。
- [OK] をクリックします。選択したフィーチャ テンプレートのプロパティを使用して、2 つまたは 3 つのライン フィーチャが作成されます。すべての COGO フィールドに値が設定されます。
標準の編集ツールを使用したクルドサックの作成
ArcGIS ライセンスで標準の編集ツールを使用してクルドサックを作成することができます。
- [フィーチャ作成] ウィンドウで、ライン フィーチャ テンプレートをクリックします。
- [エディタ] ツールバーの [直線セグメント] 作図法 をクリックします。
- ラインの直線の線分を描画しますが、スケッチはまだ終了しません。
- [フィーチャの作図] または [エディタ] ツールバーの [円弧] をクリックして、円弧線分を作成します。スケッチは終了しないでください。
- [直線セグメント] 方式に再び切り替え、残りの線分を描画して、スケッチを終了します。