推奨されるリコンサイルの順序

ジオデータベース管理者は、[ジオデータベース管理] ダイアログ ボックスの [リコンサイルの順序] サブタブにアクセスできます。サブタブは、管理者としてサイン インしている場合にのみ利用できます。

リストでいずれかのバージョンを右クリックするとショートカット メニューが表示され、バージョンのリコンサイル、新しいバージョンの作成、選択したバージョンの削除、または選択したバージョンのロックの表示を行えます。バージョンのリコンサイルを選択すると、[バージョンのリコンサイル（Reconcile Versions）] ジオプロセシング ツールが起動します。

ジオデータベースは、完全に圧縮されているときに最適に動作します。完全に圧縮されたジオデータベースでは、差分テーブルに行がなく、ステート ツリーは 0 になっています。[リコンサイルの順序] サブタブには、デフォルト バージョンを圧縮してステート 0 に移行するのを妨げている、すべてのバージョンが表示されます。

ジオデータベースの圧縮操作の詳細

バージョンのステートの詳細

リストに表示されるバージョンの順序は、推奨されるリコンサイルの実行順序を表します。組織のワークフローに応じて、リストから 1 つ以上のバージョンを選択し、右クリックして [バージョンのリコンサイル] を選択できます。この操作で、[バージョンのリコンサイル（Reconcile Versions）] ジオプロセシング ツールが起動されます。

ジオデータベースを完全に圧縮するには、以下の手順に従います。

• [リコンサイルの順序] サブタブでバージョンを選択し、右クリックして [バージョンのリコンサイル] を選択します。この操作で、[バージョンのリコンサイル（Reconcile Versions）] ジオプロセシング ツールが起動されます。[バージョンのリコンサイル（Reconcile Versions）] ジオプロセシング ツールで、[リコンサイル モード] のドロップダウン矢印をクリックして、[PINNING_VERSIONS] を選択します。
• [リコンサイル後にバージョンをポスト] オプションを選択し、[ポスト後にバージョンを削除] オプションも選択します。この設定により、ツールが実行されると子バージョンのすべての未解決の変更が DEFAULT バージョンにリコンサイルおよびポストされ、続いて子バージョンが削除されます。[バージョンのリコンサイル（Reconcile Versions）] ジオプロセシング ツールの詳細
• ユーザが接続していないことを確認します。ユーザの接続を禁止するには、[データベース プロパティ] ダイアログ ボックスの [接続] タブで、[ジオデータベースは接続を受け付けています。] チェックボックスをオフにします。ユーザによる接続の作成の禁止について
• [ジオデータベースの圧縮（Compress Geodatabase）] ツールを使用して、圧縮操作を実行します。圧縮ツールの詳細