クライアントと SQL Server Express Edition 用の ArcSDE ジオデータベースのバージョンの互換性
データベース サーバでは常にジオデータベースに直接接続します。こうしたタイプのジオデータベースに使用される ArcSDE サービスはありません。
次の表は、ArcGIS for Desktop、ArcGIS Engine、および ArcGIS for Server Workgroup のどのバージョンがどのジオデータベース リリースと互換性があるかを示しています。
クライアントのバージョン | ジオデータベースのリリース |
---|---|
10 | 10、9.3.x、9.2 |
10.1 | 10.1、10、9.3.x |
作成されるジオデータベースのバージョンを決定するのは、接続元クライアントのリリースである点に注意してください。複数バージョンのクライアントが混在している組織では、同じデータベース サーバ上にいくつかのバージョンのジオデータベースが存在する可能性があります。
データベース サーバと複数の異なるバージョンのクライアントバージョンを使用している場合、次のようなシナリオが想定されます。
- 10 のクライアントでは、9.3.x 用にライセンスされたデータベース サーバ上に 10 のジオデータベースを作成できます。
- 10.1 のクライアントでは、10 または 9.3.x 用にライセンスされたデータベース サーバ上に 10.1 のジオデータベースを作成できます。
- 新しいバージョンのクライアントは、以前のバージョンのクライアントで作成されたジオデータベースをアップグレードできます。アップグレードを許容できるかどうかはワークフローによって異なるので、この機能に関してユーザが従うべき運用ルールを決めておく必要があります。また、アップグレードの前にジオデータベースのバックアップを作成するようにしてください。
ArcSDE ジオデータベースへの相互運用可能な接続に関する一般的なルールについては、「ArcGIS クライアントから SQL Server に直接接続する場合の互換性」をご参照ください。このトピックを読むときには、データベース サーバ上のジオデータベースには ArcSDE サービスを使用して接続できないことに注意してください。
ジオデータベースのリリースは [データベース プロパティ] ダイアログ ボックスで確認できます。[一般] タブの [アップグレード ステータス] セクションに、ジオデータベースのメジャー リリースとマイナー リリースが示されます(サービス パックとパッチ レベルは表示されません)。
9/14/2013