データベース サーバの接続状態
ユーザがデータベース サーバに接続できるのは、データベース サーバが実行されている間だけです。データベース サーバは、インストール先のコンピュータの起動時に、自動的に起動するように設定されます。ユーザにデータベース サーバへ接続させないようにするには、そのデータベース サーバを停止または一時停止します。
ArcGIS for Desktop 内でデータベース サーバを停止または一時停止すると、SQL Server Express インスタンスを停止または一時停止します。
データベース サーバを停止または一時停止したい状況はあまり多くありません。データベース サーバを停止したほうがよい状況としては、無効な接続がデータベース サーバに存続している場合、(たとえば、接続しているアプリケーションがクラッシュしたが、接続は存続している場合など)が挙げられます。
データベース サーバを停止すると、現在確立されているすべての接続が強制終了し、そのデータベース サーバへの新規接続が不可能になります。編集作業の途中でデータベース サーバが停止した場合、変更内容が失われたりデータが破損したりする可能性があるため、データベース サーバを停止する前に、そのデータベース サーバに対して有効な接続が確立されていないことを確認する必要があります。
データベース サーバを一時停止した場合、既存の接続は維持されますが、そのデータベース サーバへの新規接続は不可能になります。圧縮、バックアップ、アップグレードなどの管理作業を実行する場合、必要に応じてデータベース サーバを一時停止します。こうすることで、新規接続は確立できなくなります。この後、既存のユーザに対し、データベース サーバへの接続を終了するよう通知できます。ユーザが接続を終了したら、管理作業を実行できます。
ユーザに再度データベース サーバに接続させる準備ができたら、そのデータベース サーバを開始または再開できます。停止したデータベース サーバを開始し、一時停止したデータベース サーバを再開します。