演習 7: 編集の確認とジオデータベースの復元

このトピックは、ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced にのみ該当します。

複雑性: 初級 データ要件: ArcGIS Tutorial Data for Desktop 目的: データベース サーバ管理者として接続し、ジオデータベースをデータベース サーバに復元します。

対象領域の土壌を調べた結果、Wspolnoty Park の向かい側に新しい学校を構築するのは安全でないと判断しました。schools フィーチャクラスを前回のチュートリアルで行った編集前の状態に戻すには、buildings08 ジオデータベースを復元する必要があります。

buildings08 ジオデータベースを復元するには、データベース サーバ管理者として接続する必要があります。

学校が建築されなくなったため、道路名を Sunray St. に戻す必要があります。道路の編集者を確認し、その編集者に名前を元に戻すよう伝えます。

データベース サーバ管理者としてログイン

普段お使いの Windows ログインでコンピュータにログインします。データベース サーバ管理者であるため、自分のログインでログインすると、管理者としてデータベースサーバに接続し、ジオデータベースを復元できます。

buildings08 ジオデータベースの現在の状態の表示

schools フィーチャクラスの現在の状態を確認するには、ArcMap で schools フィーチャクラスを開きます。

手順:
  1. ArcMap を起動します。
  2. カタログ ウィンドウで buildings08 ジオデータベースを開きます。
  3. schools フィーチャクラスをクリックし、ArcMap コンテンツ ウィンドウにドラッグします。
  4. ArcMap メイン メニューの [選択] をクリックし、[属性検索] をクリックします。
  5. [レイヤ] ドロップダウン リストから schools を選択します。
  6. 属性のリストで [sch_name] をダブルクリックします。
  7. 等号([=])ボタンをクリックします。
  8. [個別値の取得] をクリックします。
  9. [Roy Rogers] をダブルクリックします。
  10. [OK] をクリックして、選択を行います。

    新しい学校がハイライト表示されます。

buildings08 ジオデータベースの復元

schools フィーチャクラスに対して行った編集内容はすでにジオデータベースに保存してあり、ジオデータベースの作成以降それ以外の編集を一切行わなかったので、「演習 4」で最後に作成したバックアップ ファイルからジオデータベースを復元できます。

ジオデータベースを復元するには、事前にデータベース サーバから切断して、buildings08 ジオデータベースへの接続を解除する必要があります。

手順:
  1. ArcMap を閉じます。
  2. [スタート] [すべてのプログラム] [ArcGIS] [ArcCatalog 10.1] をクリックして、ArcCatalogを起動します。
  3. カタログ ツリーで [Database Servers] フォルダを展開します。
  4. データベース サーバをダブルクリックして接続します。ただし、どのジオデータベースにも接続しません。
  5. データベース サーバを右クリックして [復元] をクリックします。
  6. [バックアップ ファイル] テキスト ボックスの横にある省略符号ボタンをクリックします。
  7. buildings_bu2 バックアップ ファイルの場所を参照します。

    バックアップ ファイルは、ArcTutor ディレクトリの [DatabaseServers] フォルダにあります。

  8. [復元フォルダ] テキスト ボックスに、buildings08 ジオデータベースの現在の場所が自動的に入力されます。この場所をそのまま確定して、既存のジオデータベースに上書きで復元します。
  9. [OK] をクリックして、ジオデータベースを復元します。
  10. ジオデータベースを上書きしてよいかどうかを確認するように求められます。
  11. [はい] をクリックして続行します。

復元したジオデータベースのプレビュー

ジオデータベースの復元が完了したことを確認するには、schools フィーチャクラスをプレビューして、Roy Rogers 校がもう存在しなくなったことを確認します。

手順:
  1. buildings08 ジオデータベースを展開します。
  2. schools フィーチャクラスをクリックします。
  3. [プレビュー] タブをクリックします。
  4. 属性テーブルをプレビューするには、[プレビュー] ドロップダウン リストから [テーブル] を選択します。
  5. sch_names 列を確認します。Roy Rogers フィーチャはすでに存在しないことがわかります。
  6. ArcCatalog を閉じます。

編集の確認

streets フィーチャクラスの編集情報の記録が有効になっているため、streets 属性テーブルを開くと、学校建設予定地の隣の道路を誰が編集したかがわかります。

手順:
  1. ArcMap を起動します。
  2. データベース サーバに接続します。
  3. Osokopf ジオデータベースに接続します。
  4. streets フィーチャクラスをマップにドラッグします。
  5. 参照用として、park_areas フィーチャクラスをマップにドラッグします。
  6. コンテンツ ウィンドウで park_areas レイヤを右クリックし、[属性テーブルを開く] をクリックします。
  7. Wspolnoty Park レコードを選択します。

    テーブルのレコードとマップのフィーチャの両方がハイライト表示されます。

  8. 属性テーブルを閉じます。
  9. マップ上で選択したフィーチャを拡大します。
  10. [ツール] ツールバーの [四角形によるフィーチャの選択] ボタン 四角形による選択 をクリックします。
  11. 選択した公園のすぐ東にある道路を選択します。

    道路がハイライト表示されます。

  12. コンテンツ ウィンドウで streets レイヤを右クリックし、[属性テーブルを開く] をクリックします。
  13. [テーブル] ウィンドウの下部にある [選択レコードを表示] ボタン 選択レコードを表示 をクリックします。

    現在選択されているレコードが表示されます。

  14. editor2 が学校建設予定地の隣の道路レコードを変更したことがわかります。editor2 が実際に変更したユーザであれば、そのユーザに道路名を Sunray St. に戻す必要があることを伝えることができます。
  15. 属性テーブルを閉じます。
  16. ArcMap を閉じます。

この演習では、データを以前の状態に戻すために、buildings08 ジオデータベースを復元しました。さらに、Osokopf ジオデータベースの streets フィーチャクラスで学校建設予定地の隣にある道路を編集したユーザを確認し、そのユーザに道路名を Sunray St. に戻すよう伝えることができました。

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9/14/2013