LAS データセットでサポートされるデータのタイプ
LAS データセットには、LAS ファイルに格納された LIDAR データと、シェープファイルまたはフィーチャクラスに格納されたサーフェス制御という 2 つの主要なデータ ソースがあります。
LIDAR
LIDAR(light detection and ranging)は、レーザー光線を使用して、地表を高密度でサンプリングし、極めて精度の高い X、Y、Z 計測値を生成する光学リモート センシング手法です。
LIDAR には次のような一般的な特性があります。
- LAS 形式で格納される LIDAR 点群
- サーフェス固有のものはない
- 用途に応じて 1 ~ 15 フィート(約 0.3 ~ 5 メートル)の指定した名目ポイント間隔にサンプリングされる
- 常にではないが、地表ポイントにフィルタリングされることが多い
- すべてのポイントが、X、Y、Z データとともに格納された属性を持つ
- 大量のポイント データ
LAS データセットは航空機 LIDAR 測量で取得された LAS ファイルをサポートするために設計され、最適化されています。LAS データセットは、地上測量で取得された LAS 形式の LIDAR データもサポートしますが、望ましい用途はポイントとして表示することだけです。航空機測量の場合は、ArcMap、ArcScene、および ArcCatalog でポイントまたはトライアングル サーフェスとして LAS データセットを可視化できます。
サーフェス制御
サーフェス制御は、ジオデータベース フィーチャクラスまたはシェープファイルに保存されたサーフェス フィーチャで、写真測量などなんらかのリモート センシング手法により取得されるのが一般的です。
写真測量によって得られるブレークライン:
- サーフェスにより、線状の地物に沿った傾斜度の不連続
- 自然の地形(尾根や渓谷など)
- 土工(整地など)によって生じる地形的特徴
- 湖の汀線、小川、河川の汀線
- 車道のエッジ
- (通常は植物によってあいまいになっている)空地の輪郭
- 属性は最小限
- 一般に中程度の量
GPS ポイント:
- 間隔が不規則
- サーフェスにより、凸部および凹部を表すことがある
- 他のデータのコントロールポイントとして、品質保証、およびベンチマークに使用される
- 不動産境界のコントロールポイント
- ポイントごとの潜在的に重要な属性
- 一般的に少量
サーフェス制御タイプ |
フィーチャクラス |
フィーチャクラス内の Z 値 |
主題データ タイプの例 |
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ポイント(X、Y、Z 位置) |
ポイント フィーチャクラス |
または
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ポリゴン フィーチャクラス |
または
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ブレークライン(ハードまたはソフト) |
ライン フィーチャクラス |
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ポリゴン フィーチャクラス |
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クリップ ポリゴン(ハードまたはソフト) |
ポリゴン フィーチャクラス |
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イレース ポリゴン(ハードまたはソフト) |
ポリゴン フィーチャクラス |
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置換ポリゴン(ハードまたはソフト) |
ポリゴン フィーチャクラス |
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