ArcGIS Server へのカスタム Python パッケージの導入
Windows および Linux 上の ArcGIS Server には、Windows 64 ビット用の Python 2.7 が含まれています。ArcGIS for Server の Python のインストールには、numpy や matplotlib といった追加パッケージが含まれています。ただし、さらに追加でカスタム Python パッケージをインストールしたい場合は、以下の手順に従います。
ArcGIS Server for Windows
- パッケージの Windows 64 ビット バージョンをダウンロードします。
- ダウンロード場所に移動します。
- *.msi または *.exe ファイルをダブルクリックして、パッケージをインストールします。
ArcGIS Server for Linux
- パッケージの Windows 64 ビット バージョンをダウンロードします。
- Wine Explorer アプリケーションを開始します。端末で、このコマンドを貼り付けます。
. <ArcGISServer_InstallDir>/arcgis/server/framework/etc/arcenv; wine explorer &
- ダウンロード場所に移動します（Z:\ がシステムの / にマッピングされていることに注意します)。
- *.msi または *.exe ファイルをダブルクリックして、パッケージをインストールします。
- 通常、カスタム パッケージは以下のディレクトリにインストールされます。
- Windows:C:\Python27\ArcGISx6410.1\lib\site-packages
- Linux:<ArcGISServer_InstallDir>/arcgis/server/framework/runtime/.wine/drive_c/Python27/ArcGISx6410.1/lib/site-packages
カスタム Python パッケージのテスト
パッケージが適切にインストールされたかどうかをテストするには、インストールしたパッケージをインポートする Python スクリプトを作成して、そのスクリプトを実行します。スタンドアロン スクリプトに慣れていない場合、以下の手順に従います。
- ターミナル ウィンドウを開きます。
- スクリプトでサーバの Python を引数として実行します（たとえば、<ArcGISServer_InstallDir>/arcgis/server/tools/python ~/projectX/mytestscript.py）。
注意:ArcGIS Linux Server のインストールによってインストールされた Python ライブラリは、Windows 64 ビットの Python です。したがって、データや他の Python モジュールにアクセスする場合、スタンドアロン の Python スクリプトには、常に Windows のパスの区切り文字（\）を使用する必要があります。また、Z:\ が Linux システムの / にマッピングされることにも留意してください。Python スクリプト内では、Z:\ マッピングを使用して、データや他の Python モジュールにアクセスできます。たとえば、/myuser/myproject/data 内のデータには、z:\myuser\myproject\data としてアクセスできます。
公開プロセスによってすべてのパスが正しい形式に変換されるため、ArcGIS for Desktop から公開する Python スクリプトにはこれは適用されません。