20026: レイヤが ECW 形式のラスタです
レイヤが ECW 形式のラスタです。デフォルトでは、ArcGIS for Server のインストールでは ECW 形式のラスタはサポートされません。適切なサポートがない場合、ECW 形式に基づくラスタは描画されません。
解決策
- ECW ベースのラスタをファイル ジオデータベースまたは ArcSDE ジオデータベースに変換して、ECW ベースのレイヤをジオデータベース レイヤに置き換えます。
- また、サーバにデータをコピーすることもできます。この場合は、元のデータ ソースとは関係なく、レイヤによって参照されているすべてのデータが、サーバ上の単一のファイル ジオデータベースに統合されます。これを行うには、データをコピーするオプションがオンになっているサーバへの接続が必要になります。
ArcGIS for Desktop を使用した ArcGIS for Server への公開者接続の作成の詳細およびサーバへのデータのコピーの詳細
- あるいは、サーバ向けに適切な ECW ライセンスを取得する予定の場合は、マップ内の ECW 形式のラスタ レイヤをそのままにしておくことができます。サーバでは、適切なライセンスがインストールされるまでそのレイヤは描画されません。
追加情報
ECW(Enhanced Compressed Wavelet)は、ERDAS(ER Mapper)の独自の形式です。JPEG 2000 と同様、ウェーブレットベースの不可逆圧縮です。
ECW ラスタ形式は、直接 ArcGIS for Desktop でサポートされていますが、ArcGIS for Server または ArcGIS Server Image エクステンションではサポートされていません。サーバ ベースの製品で ECW を使用するには、ECW 形式の考案者である ERDAS, Inc. から追加のライセンス権限を得る必要があります。ライセンスをリクエストする目的で ERDAS に問い合わせるには、salesinfo@erdas.com に電子メールを送信します。ERDAS からライセンスが付与されると、ArcGIS for Server および ArcGIS Server Image エクステンションで ECW サポートを有効にすることができます。
9/14/2013