10.1 でのサーバ オブジェクト エクステンションの新機能
ArcGIS 10.1 for Server では、SOE(サーバ オブジェクト エクステンション)に関連し、その配置が大抵は簡単になる多くの変更が行われています。以下に、注意が必要な相違点について説明します。
- ワンステップ配置 - 構築後のステップにより作成される *.soe ファイルを使って SOE を配置できるようになりました。後は、この *.soe ファイルを ArcGIS Server Manager で参照することにより、ワンステップで SOE を登録できます。特に SOE を登録するためにコマンドを実行したり、追加のコードを作成したりする必要はありません。
- 64 ビット対応が必須 - ArcGIS Server は 64 ビットのオペレーティング システムのみでサポートされるようになったため、SOE を 64 ビット対応で構築する必要があります。
- Manager の統合 - Manager の新しいパネルを使用して、利用可能な SOE の表示や新しい SOE の配置が可能です。
- Manager での Java SOE のデバッグ オプション - Manager を使用して、サービスの起動を遅らせる設定ができるようになりました。これにより、ブレークポイントを設定して、サービスの起動時に実行される SOE コードのステップインを行うことができます。さらに、Java SOE のデバッグでポート範囲を指定することもできます。
- ArcGIS for Desktop での SOE プロパティへのアクセスがより簡単に - カタログ ツリーでサービスのプロパティを編集するときに、サービスを停止する必要がなくなりました。つまり、サービスの実行中に SOE にアクセスしてサービスを有効にしたり、そのプロパティ ページを変更したりできます。変更を適用すると、サービスは再起動します。
9/14/2013