ArcGIS Web Adaptor(IIS)のインストール
ArcGIS Web Adaptor(IIS)インストール プロセスの手順は次のとおりです。
ArcGIS Web Adaptor(IIS)のインストール準備の方法
- インストールを行う環境がシステム要件を満たしていることを確認します。
- 管理者権限のあるユーザとしてログインします。
- アプリケーションを閉じます。
- ArcGIS Web Adaptor(IIS)のセットアップをダウンロードしたフォルダに移動します。または、ArcGIS for Server メディアを適切なドライブに挿入すると、セットアップが自動的に起動します。
これで、ArcGIS Web Adaptor(IIS)のインストールを開始できます。
ArcGIS Web Adaptor(IIS)のインストール方法
- メディアのフロント エンドから、[ArcGIS Web Adaptor(IIS)] リンクをクリックして、ArcGIS Web Adaptor(IIS)セットアップ プログラムを起動します。
- インストール時には、ライセンス契約書を読み、同意するか、同意しない場合は終了します。
- デフォルトで選択されている機能を適用する場合は、[機能の選択] ダイアログで、[次へ] をクリックします。クロス ドメイン ポリシー ファイルをインストールする場合、クロス ドメイン ポリシー ファイル フィーチャを有効にします。注意:
オプション:クロス ドメイン ポリシー ファイルの有効化
デフォルトでは、Adobe Flash および Microsoft Silverlight Web アプリケーションは、アプリケーションがホストされているドメインの外部にある Web サービスにはアクセスできません。クロス ドメイン ポリシー ファイルにより、アプリケーションのドメインの外部にある Web サービスへのアクセスが可能になります。クロス ドメイン ポリシー ファイル フィーチャを有効にすると、次の 2 つのクロス ドメイン ポリシー ファイルが IIS Web サーバのルート フォルダにインストールされます。Adobe Flash アプリケーションの crossdomain.xml と Microsoft Silverlight アプリケーションの clientaccesspolicy.xml です。これらのファイルによって、Adobe Flash と Microsoft Silverlight の各アプリケーションは、ArcGIS for Server がホストするフィーチャ サービスにアクセスできるようになります。
Web サーバ リソースへのアクセス制限
クロス ドメイン ポリシー ファイルのコンテンツを変更すると、特定の Web サーバ リソース(フォルダ、ファイルなど)、リクエストの種類、プロトコルなどに対する Web アプリケーションのアクセスを制限することができます。
• crossdomain.xml ファイルの作成および変更方法の詳細については、「Adobe クロス ドメイン ポリシー ファイルの仕様」をご参照ください。
• clientaccesspolicy.xml ファイルの作成および変更方法の詳細については、「ドメイン間でサービスを利用可能にする」および「Microsoft Silverlight でのネットワーク セキュリティ アクセス制限」をご参照ください。
- Web Adaptor の Web サイトを選択します。使用可能な Web サイトは、<Web サイト名(ポート)> という形式で表示されます。
[Web サイトの選択] ダイアログ ボックスが表示されない場合は、1 つしか Web サイトが存在しないということです。コンピュータ上に 1 つしか Web サイトが見つからなかった場合、ArcGIS Web Adaptor は自動的にその Web サイト上に配置され、[Web サイトの選択] ダイアログ ボックスは表示されません。
- ArcGIS Web Adaptor の名前を入力します。デフォルト値は arcgis です。注意:
選択した Web サイトに ArcGIS Web Adaptor と同じ名前の仮想ディレクトリがすでに存在する場合、そのことを示すメッセージが表示されます。[OK] をクリックしてメッセージを閉じてから、ArcGIS Web Adaptor に別の名前を入力します。
- 画面上の指示に従って、インストールを完了します。
インストールが完了すると、ArcGIS Web Adaptor の構成ページが開きます。これで、Web Adaptor の構成を開始できます。