データベース サーバにジオデータベースを作成
このトピックは、ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced にのみ該当します。
カタログ ウィンドウで、データベース サーバにジオデータベースを作成します。ジオデータベースを作成すると、SQL Server Express インスタンスに新しいデータベースが作成されます。
ジオデータベースを作成するには、データベース サーバに対するサーバ管理者の権限が必要です。データベース サーバ上に作成されたジオデータベースの、dbo スキーマには ArcSDE ジオデータベース システム テーブルが格納されます。作成されるジオデータベースには Windows 認証のユーザのみが使用されるため、ダイレクト コネクションを使用した場合に限り接続できます。
![注意 注意](rsrc/note.png)
SQL Server Express(データベース サーバ)上にジオデータベースを作成するには、先に SQL Server Express をインストールして、SQL Server Express に対してジオデータベースの格納を有効にしておく必要があります。この実行手順については、「SQL Server Express のインストール」および「ジオデータベースを格納するための SQL Server Express の有効化」をご参照ください。
- サーバ管理者としてログインし、ArcMap を起動して、カタログ ウィンドウを開きます。
- カタログ ツリーで、新しいジオデータベースの作成先となるデータベース サーバを右クリックします。
- [新規ジオデータベース] をクリックします。
-
[ジオデータベース名] テキスト ボックスに新しいジオデータベースの名前を入力します。
名前の先頭文字は必ず英字にしてください。スペースまたは特殊文字(*、&、!、%、.、+、- など)を含めることはできません。この名前はサーバ名と合わせて 31 文字以内に収める必要があります。
- データベース ファイルの場所を変更する場合は、省略符号ボタン([...])をクリックして場所を参照し、[サーバ上のジオデータベース ファイルの場所] テキスト ボックスに新しい場所を指定します。
- [初期サイズ] テキスト ボックスに、新しいジオデータベースのサイズを入力します。
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[単位] ドロップダウン メニューから [MB] または [GB] を選択でき、デフォルト サイズは 100MB を使用しています。
初期サイズにかかわらず、ジオデータベースのサイズは必要に応じて 10GB まで拡張可能です。
注意:
ジオデータベースの初期サイズは、SQL Server Express Edition インスタンスの model データベースよりも小さいサイズに設定することはできません。model データベースは、すべての新規データベースのシステム テンプレートです。model データベースのサイズにより、SQL Server Express Edition インスタンスで作成されるすべてのデータベースの最小サイズが決定されます。この最小サイズよりも小さいジオデータベースを作成しようとすると、データベースの作成は失敗し、次のエラー メッセージが返されます。
Error creating this geodatabase CREATE DATABASE failed. Primary file must be at least <size of model> to accommodate a copy of the model database.
- [OK] をクリックします。
データベース ファイルとジオデータベース スキーマが作成されている間、プログレス バーが表示されます。完成した新しいジオデータベースは、カタログ ツリーの [コンテンツ] タブに表示されます。