Tool クラス
Tool クラスのプロパティは以下のとおりです。
プロパティ | 説明 |
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cursor | ツールがクリックされたときにカーソルを更新できます。デフォルトでは、cursor は 0 に設定されます。選択できるカーソル ID の値は以下のとおりです。 |
enabled | ツールを利用できるかどうかを返します。デフォルトでは True に設定されます。このプロパティが False に設定されている場合、ツールは無効で利用できません。このプロパティを利用して、ツールを無効または有効にするためにデスクトップ アプリケーションの状態をテストするロジックを作成できます。たとえば、ツールを実行する前に ArcMap にデータ レイヤを読み込む必要がある場合などに利用できます。 |
shape | マップに描画するシェープのタイプを指定できます。シェープはフィーチャの選択や範囲の定義に使用したり、ジオプロセシング ツールの入力として使用することができます。シェープはマップに追加した後に非表示になり、対応する関数が呼び出されます。関数については後で説明します。 3 つのタイプのシェープを定義できます。
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関数 | 説明 |
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__init__(self) | コンストラクタと呼ばれる Python の組み込み関数。いくつかの初期変数を定義できます。デフォルトでは、ツールの cursor および enabled プロパティが初期設定されます。 |
onDblClick(self) | このツールがアクティブな場合に、マウス ボタンをダブルクリックしたときに呼び出されます。 |
onCircle(self, circle_geometry) | マップ上で円を描画した後、マウス ボタンを離したときに呼び出されます。circle_geometry はポリゴン オブジェクトを表します。 |
onLine(self, line_geometry) | マップ上でマウス ボタンをダブルクリックしてラインの描画を完了したときに呼び出されます。line_geometry はポリライン オブジェクトを表します。 |
onRectangle(self, rectangle_geometry) | マップ上で四角形を描画した後、マウス ボタンを離したときに呼び出されます。rectangle_geometry は範囲オブジェクトを表します。 |
onMouseDown(self, x, y, button, shift) | このツールがアクティブな場合に、マウス ボタンを離したときに呼び出されます。
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onMouseDownMap(self, x, y, button, shift) | |
onMouseUp(self, x, y, button, shift) | |
onMouseUpMap(self, x, y, button, shift) | |
onKeyDown(self, keycode, shift) | このツールがアクティブな場合に、キーボードのキーを押したとき(onKeyDown)、またはキーを離したとき(onKeyUp)に呼び出されます。
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onKeyUp(self, keycode, shift) | |
deactivate(self) | ツールを非アクティブな状態にします。 |
キー コード | 押されたキー |
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0 | 押されていない |
1 | Shift キー |
2 | Ctrl キー |
3 | Shift + Ctrl キー |
4 | Alt キー |
5 | Shift + Alt キー |
6 | Ctrl + Alt キー |
7 | Shift + Ctrl + Alt キー |
ボタン コード | 押されたマウス ボタン |
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1 | 左ボタン |
2 | 右ボタン |
3 | 左および右ボタン |
4 | 中央ボタン |
5 | 左および中央ボタン |
6 | 右および中央ボタン |
7 | すべてのボタン |