コンボ ボックス クラス
コンボ ボックス クラスのプロパティは次のとおりです。
プロパティ | 説明 |
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items | このプロパティはコンボ ボックスのコンテンツを返します。すぐに作業できるように、編集可能なアイテムのリストで事前に定義されます。コンボ ボックスのリストに決まったアイテムだけを表示する場合は、ここでリストを更新します。動的なリストを使用して、マップ イベントに応じて表示するアイテムを変更する場合は、リストを他の関数のいずれかで設定し、__init__ 関数から削除する必要があります。 |
editable | このプロパティはコンボ ボックスの状態を返します。デフォルトでは True に設定されます。True に設定した場合、ユーザはオプションのリストに含まれていない新しい値を入力できます。False に設定されている場合、ユーザはコンボ ボックスに用意されているオプションしか選択できません。 |
enabled | このプロパティはコンボ ボックスを利用できるかどうかを返します。デフォルトでは True に設定されます。False に設定されている場合、コンボ ボックスは利用できません。このプロパティを利用すると、コンボ ボックスを無効または有効にするためにデスクトップ アプリケーションの状態をテストするロジックを作成できます。たとえば、アクセスする前に ArcMap にデータ レイヤを読み込む必要があるコンボ ボックスに利用できます。 |
dropdownWidth | このプロパティは、コンボ ボックスのドロップダウンの幅を設定します。指定したドロップダウンの幅は、操作対象のドロップダウン ボックスの長さを定義するために使用されます。ドロップダウンの幅の値は任意の文字の繰り返しで指定し、繰り返した文字の数で、ユーザがコンボ ボックスの下向き矢印をクリックしたときに表示されるドロップダウンの長さを表します。 |
width | このプロパティは、コンボ ボックスに表示する文字の数だけ任意の文字を繰り返して指定することで、コンボ ボックスの長さを設定します。たとえば、コンボ ボックスに表示する文字を 5 文字にする場合は、width プロパティの値を「WWWWW」に設定します。 |
value | このプロパティは、コンボ ボックスの値を取得または設定します。値を設定した後、コントロールの編集部分に値を表示するには Refresh() メソッドを使用します。 |
コンボ ボックス クラスの関数は次のとおりです。
関数 | 説明 |
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__init__(self) | 定義したコンボ ボックスがデスクトップ アプリケーションによって初期化されるときに表示されます。これはコンストラクタと呼ばれる Python の組み込み関数で、いくつかの初期変数を初期化できます。デフォルトでは、コンボ ボックスの items、editable、および enabled プロパティが自動的に設定されます。 |
onSelChange(self, selection) | コンボ ボックスで新しい選択が行われるごとに表示されます。selection は、ユーザが選択した値を指定します。 |
onEditChange(self, text) | editable プロパティが True に設定されている場合のみ、コンボ ボックスに新しい文字が入力されるごとに表示されます。text は、ユーザが入力しているテキストを指定します。 |
onFocus(self, focused) | editable プロパティが True に設定されている場合にのみ使用されます。コンボ ボックスにフォーカスが移動されるか、コンボ ボックスからフォーカスが移動されるごとに表示されます。focused は、コンボ ボックスのフォーカスの状態を指定します。コンボ ボックスがフォーカスを取得したときに True を返し、コンボ ボックスがフォーカスを失ったときに False を返すブール値です。 |
onEnter(self) | editable プロパティが True に設定されている場合にのみ使用されます。ユーザがコンボ ボックスの編集ボックスに入力しているときに、Enter キーを押すごとに表示されます。これを利用して、ユーザが値の入力を完了するのを待ってから、追加された値に基づいてビジネス ロジックを処理することができます。 |
Refresh(self) | 値を設定した後に、コンボ ボックスを更新します。コンボ ボックスを更新すると、コントロールの編集部分に値が表示されます。 |