pythonaddins モジュール
pythonaddins モジュールには、Python アドインをサポートする関数が用意されています。
pythonaddins モジュールは Python アドイン内だけで使用できます。スタンドアロン スクリプトやジオプロセシング スクリプト ツールでは使用できません。
関数 | 説明 |
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OpenDialog({title}, {multiple_selection}, {starting_location}, {button_caption}) | 1 つまたは複数の GIS データセットを選択するダイアログ ボックスを開きます。この関数は選択したデータセットのフル パスを返します。複数のデータセットを選択した場合は、フル パスのリストが返されます。入力データセットに対するフィルタ処理(たとえば、ポイント フィーチャクラスのみのフィルタ処理)は行われません。
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SaveDialog({title}, {name_text}, {starting_location}) | データを保存するダイアログ ボックスを開きます。この関数は保存するデータセットのフル パスを返します。
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GPToolDialog(toolbox, tool_name) | ジオプロセシング ツール ダイアログ ボックスを開きます。
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MessageBox(message, title, {mb_type}) | メッセージ ボックスを表示します。この関数は、押されたメッセージ ボタンを表す文字列値を返します。
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GetSelectedTOCLayerOrDataFrame() | コンテンツ ウィンドウで選択されているレイヤまたはデータ フレームを返します。 |
mb_type コード | メッセージ ボックスのタイプ |
---|---|
0 | OK のみ |
1 | OK/キャンセル |
2 | 停止/再試行/無視 |
3 | はい/いいえ/キャンセル |
4 | はい/いいえ |
5 | 再試行/キャンセル |
6 | キャンセル/再試行/継続 |
次のアドイン ボタンは、OpenDialog() を使用してレイヤ ファイルのセットを選択し、各レイヤを選択したデータ フレームに追加します。
import arcpy
import pythonaddins
class AddLayers(object):
def __init__(self):
self.enabled = True
self.checked = False
def onClick(self):
layer_files = pythonaddins.OpenDialog('Select Layers', True, r'C:\GISData', 'Add')
mxd = arcpy.mapping.MapDocument('current')
df = pythonaddins.GetSelectedTOCLayerOrDataFrame()
if not isinstance(df, arcpy.mapping.Layer):
for layer_file in layer_files:
layer = arcpy.mapping.Layer(layer_file)
arcpy.mapping.AddLayer(df, layer)
else:
pythonaddins.MessageBox('Select a data frame', 'INFO', 0)
次のアドイン ボタンは、ジオプロセシング ツールを開きます。
import arcpy
import pythonaddins
class OpenGPTool(object):
def __init__(self):
self.enabled = True
self.checked = False
def onClick(self):
pythonaddins.GPToolDialog(r'C:\MyTools\WaterStudy.tbx', 'GroundWaterYield')