マップ ドキュメントのレイヤの管理

このトピックは、ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced にのみ該当します。

Local Government 情報モデルをパーセル ファブリックで有効にすると、Local Government のパーセル保守の編集要件を反映したパーセル タイプ、属性、ドメインがパーセル ファブリック テーブルに追加されます。パーセル ファブリック レイヤは、Local Government 構成を使用して表示およびシンボル化されます。また、パーセル ファブリックは、効率のよい自動化されたパーセル編集ワークフローで使用できます。

パーセル ファブリックの各レイヤの説明または構成を以下に示します。

Local Government 情報モデルで有効にされたパーセル ファブリック レイヤ

コンテンツ ウィンドウ

Tax Lines Anno レイヤ

[Tax Lines Anno] レイヤは、[ParcelEditing] フィーチャ データセットの [ParcelDimensions] アノテーション フィーチャクラスを参照するアノテーション レイヤです。アノテーション レイヤは、パーセル ファブリックの Lines サブレイヤにフィーチャリンクされ、1:1,200 の縮尺でアノテーションを含みます。アノテーションは、パーセル ファブリックの Lines テーブルの [Distance][Bearing][Radius] 属性から取得されます。

Historic Parcels レイヤ

[Historic Parcels] レイヤは、タイプ 7(課税)、タイプ 9(負債)、タイプ 6(ロット)の履歴パーセルを表示するときに検索するパーセル ファブリックの Parcels サブレイヤです。履歴パーセルの検索では、レイヤに対してフィルタ設定 "SystemEndDate IS NOT NULL" が使用されます。

[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックス

このレイヤはまた、パーセル ファブリックのパーセル属性テーブルの [Reason Parcel Retired] フィールドを使用してシンボル化されます。

Historic Parcels レイヤ

レイヤのシンボルは、[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスの [シンボル] タブで定義します。

レイヤのシンボル

パーセル ファブリックの履歴パーセルの詳細

Cadastral Framework レイヤ

[Cadastral Framework] レイヤは、PLSS(公有地測量システム)パーセル(パーセル タイプ 1、パーセル タイプ 2、パーセル タイプ 3)を表示するときに検索するパーセル ファブリックの Parcels サブレイヤです。このレイヤはまた、パーセル ファブリックのパーセル属性テーブルの [Parcel Type] フィールドを使用してシンボル化されています。

Cadastral Framework レイヤ

Subs and Condos レイヤ

[Subs and Condos] レイヤは、現在の区画および集合住宅パーセル(パーセル タイプ 5)を表示するときに検索するパーセル ファブリックの Parcels サブレイヤです。

ヒントヒント:

このレイヤは、パーセル ファブリックのパーセル属性テーブルの [Sub or Condo Type] フィールドを使用してシンボル化することもできます。

Tax Parcels レイヤ

[Tax Parcels] レイヤは、現在の課税パーセル(パーセル タイプ 7)を表示するときに検索するパーセル ファブリックの Parcels サブレイヤです。

Lots and Units レイヤ

[Lots and Units] レイヤは、現在のロット パーセルおよび公道用地(パーセル タイプ 6)を表示するときに検索するパーセル ファブリックの Parcels サブレイヤです。このレイヤはまた、パーセル ファブリックのパーセル属性テーブルの [Lot or Unit Type] フィールドを使用してシンボル化されています。

Lots and Units レイヤ

Encumbrances レイヤ

[Encumbrances] レイヤは、現在の負債パーセル(パーセル タイプ 9)を表示するときに検索するパーセル ファブリックの Parcels サブレイヤです。このレイヤはまた、パーセル ファブリックのパーセル属性テーブルの [Encumbrance Type] フィールドを使用してシンボル化されています。

Encumbrances レイヤ

レイヤの選択機能と表示の設定

TaxParcelEditingMap のパーセル編集ワークフローはそれぞれに異なるパーセル タイプを使用しています。マップの表示および編集環境を簡素化するために、操作しているパーセル タイプだけを選択可能にすることが推奨されます。たとえば、課税パーセルをマージしている場合は、ロット パーセル、区画パーセル、PLSS パーセルなどの選択機能と(必要に応じて)表示設定をオフにします。

レイヤの選択機能をオン/オフするには、コンテンツ ウィンドウ[選択状態別にリスト] 選択状態別にリスト をクリックします。レイヤを選択可能または選択不可に設定するには、レイヤ名の右側にあるアイコン 選択可能設定の切り替え をクリックします。このアイコンが色付きの場合、レイヤは選択可能です。アイコンがグレーの場合、レイヤは選択不可です。レイヤからフィーチャの選択をクリアするには、白色の選択アイコンをクリックします。

レイヤの選択機能を設定

レイヤの表示設定をオン/オフするには、レイヤ名の左側にあるレイヤ アイコンをクリックします。

パーセル トラバース ラインの選択色の変更

開いたパーセルのトラバース ラインの選択色を変更できます。選択色は、[パーセルの詳細] ダイアログ ボックスの [ライン] グリッドでラインを選択したとき、およびマップ内のラインを選択したときに適用されます。デフォルトの選択色は黄色です。

パーセル トラバース ラインの選択

トラバース ラインの選択色を変更するには、コンテンツ ウィンドウ[Lines] サブレイヤを右クリックし、[プロパティ] をクリックして [レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。

ヒントヒント:

[Lines] サブレイヤをダブルクリックすることもできます。

選択したライン プロパティは、[選択] タブで変更できます。

結合リンクのシンボルの変更

新しいパーセルをパーセル ファブリックに追加するときには、それらがパーセル ファブリック レイヤの一部になるようにパーセル ファブリックに結合する必要があります。新規に作成されたパーセルは、作成時に既存のファブリック ポイントが始点または終点として使用された場合でも、まだパーセル ファブリック レイヤに接続されていません。新しいパーセルは、パーセル ファブリックに結合して、パーセル ファブリックに接続する必要があります。

パーセルの結合は、分離したパーセルまたはパーセルのグループのパーセル ポイントを、パーセル ファブリックの対応するポイントに一致させる対話的なプロセスです。

結合している間に使用する色とシンボルを変更できます。デフォルトでは、結合する頂点の表示に、標準的な編集スケッチ シンボルが使用されます。

結合リンク

編集スケッチ シンボルは、[編集オプション] ダイアログ ボックスの [一般] タブで変更できます。[編集オプション] ダイアログ ボックスを開くには、[エディタ] ツールバーで [エディタ] [オプション] の順にクリックします。

編集スケッチ シンボルを変更する

9/14/2013